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第四回「怪物」

皆様、こんにちはー!
ミナミとキタです。

6月は二人で映画館へ行って来ました~
まもなく梅雨明け、夏本番ですね!

さて、2023年6月20日に開催した映画会、
第四回目の作品は「怪物」

怪物とは?
2023年6月2日公開の日本映画。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、小学生の子供達。よくある子供同士の喧嘩だと思っていたが、食い違うそれぞれの主張が大きな問題になっていく。

※下記、ネタバレ注意。


この映画は、登場人物それぞれの視点から、同じ出来事が全く異なる見え方で描かれているところが面白かった。

インターネットの
偏った情報だけを鵜呑みにし、
他人を攻撃をする人間が居たり、

息子から聞いた話だけを信じてしまい、
攻撃する側に回ってしまったり、

現実社会でも、
そういったことが
多々あるのではないだろうか。

視野を広げて、様々な角度から
世界を観なければ
誤った判断をしてしまう事がある。
南北も気をつけて行きたいと思います…


湊が本当のことを言えなかったのは、
母親の思う「普通」という価値観が
自分の価値観と違っていて戸惑い、
自分に芽生えた感情に
気づかないフリをしたくて
隠してしまったのではないだろうか。

「幸せになれない人だと思われたくない」
と言った湊に「幸せには皆がなるもの」
幸せになるのが当たり前の事という
校長先生の考え方がとても素晴らしい。

マイノリティは今も昔も変わらずに
生きにくい世の中…
三者三様、十人十色、
人の考え方は一律ではないですね。


校長先生と湊が
言えない想いを楽器にのせて吐き出し、
その2人の想いが音になって
保利先生に届き、気持ちを変えた。
素敵なシーンだったなぁ…
湊と校長先生の「音」
心に響きました。


私たちは、
お互いに見えていないものがあり、
相手の全てを理解し合って
生きていくのは、難しい。
だからこそ、
違う考え方を受け入れ、
少しずつ歩み寄って
相手を理解して生きていきたいと思う。

この映画は、一点からみると誰もが
「怪物」になり得る可能性がある。
私も誰かから見れば怪物なのだろうか。


映画会で話し合っても、
解らなかった部分がありました。

保利先生に猫の話をした女の子はどういう意図があったのだろう?
湊の事が好きだった?依里を好きだった?保利先生が嫌いだった?

みなさんはどう思いましたか?
うーむ。謎は深まるばかり。
小説も読んでみようかなぁ。


ということで、第四回映画会、終了ーーー!

それでは、また来月お会いしましょう!
「南北」でした~

またね!


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