三島由紀夫VS東大全共闘50年目の真実（2020年3月20日劇場公開）
知的刺激を思いっきり受けました。三島由紀夫のどちらかというとユーモラスな語り口に魅了されました。
全3章の内、第2章対決が最も刺激的でした。東大全共闘の論客、芥正彦が自身の娘を抱きながら三島由紀夫と対峙するんです。
しかも、演劇人である芥正彦を三島由紀夫はどこか同士とでも思っているかのような親密さでした。この2人の議論はとてもレベルが高く、別次元でした。
芥正彦は、今でも演劇人として第一線で活躍しています。これが昨年の演目。
この写真、新潮社のカメラマンが予め舞台に上げられていて撮影したもの。1000人の聴衆をものともしない三島由紀夫の立ち姿は実に様になっています。
TBSの取材記録をもとに構成されたドキュメンタリーですが、映画館で観ると、1000人の聴衆の1人になったような臨場感。
最後に東大全共闘に対し、「諸君の熱情は信じます」と言う三島由紀夫は文学者の顔でした。
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