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CHIARA / キアラ

聖女キアラの物語が今の時代だからこそ真の価値を持って迫ってきます。

冒頭で大写しにされるのでこの映画の時代が1211年の出来事だとわかります。コスチューム劇ではなかなか取り上げられない年代です。

キアラ(マルゲリータ・マッズッコ)の雰囲気が聖女そのもの。イタリアで本気にロケすればほぼ完璧に時代考証ができます。

今まで、多くの映画で描かれてきた聖フランチェスコ(アンドレア・カルペンツァーノ)とキアラを対峙させることでイタリア映画界への大きな批判になっているのは見逃すべきではないところ。

マルゲリータ・マッズッコとアンドレア・カルペンツァーノは今後イタリア映画界を背負っていく存在でしょうね。二人とも輝いていました。


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