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TAYLOR / テーラー 人生の仕立て屋(2021年9月3日劇場公開)

文芸大作ではない、独特のリズムがあるギリシア映画。

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冒頭からセリフではなく様々な音のリズムで仕立て屋の性格を見事に描写。

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眼鏡屋さんは眼鏡が似合うように、仕立て屋さんも仕立てたスーツがよく似合う。

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父親からは露天商とか揶揄されてしまいますが、出張仕立てサービスいい感じ。

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そのリヤカーを牽くのはSUZUKIの真っ赤なバイク。これでアテネの街をノーヘルで疾走するのがカッコいい。

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プロットはかなり大胆に省略しています。それでもストーリーの外郭はわかります。物語の器にどんな気持ちを読み取るかが観客に委ねられています。仕立て屋の職人気質に忠実なところは『髪結いの亭主』っぽかった。予想外に行間を読ませる映画でした。

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