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ENYS MEN / 石の島
この映画を日本で見ているのはおそらく、Knights of Odessa さんだけでしょう。
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マーク・ジェンキンという映像作家、ノーマークでした。音へのこだわりとざらついたフィルムのような質感の映像、これはクセになります。
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提示された映像と音響でしか私たち観客は推し量ることしか出来ませんが、ボランティア(メアリー・ウッドヴァイン)という登場人物の果てしない孤島での日常を覗き見ることがやめられなくなります。
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この岩ですよね、主人公と同じように私たちの心を捉えて離さない。猛烈なる執着を想起させる屹立した岩、男性器の象徴とも言えますし、『ポルターガイスト』に登場する樹木のようにただただ恐れを感じる存在と言ってもいいでしょう。
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過去からの悔恨、現在における生を脅かす存在、不安の立像が語りかけてくる恐怖は魅力的です。
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