THE AERONAUTS / イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり（2020年1月17日劇場公開）

原題は気球操縦士の複数形。もちろん主演二人のことですが、熱気球に命をかけた他の操縦士のことも含んだタイトルだと思います。

この映画、熱気球のシーンと映画のランニングタイムが同じという臨場感を優先させた作り。そこは正しい選択だったと思います。

途中、過去のエピソードが挟み込まれますが、これがちょっと冗長な演出。この部分のもたつきが全体の印象を少し悪くしています。二人が気球に乗ってるのは明らかなので、気球に乗るまでのエピソードは最低限の描写で済ませるべきでした。

大空に浮かぶ熱気球の姿はコンフォーティング。もう少し耳に残る劇伴があれば、なお良かったです。

アマゾンオリジナルなので配信で見られますが、最初に劇場公開したのは英断でした。大きなスクリーンでの鑑賞に相応しい絵作りの工夫がなされていました。