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BABYTEETH / ベイビーティース(2021年2月19日劇場公開)

峻烈な恋愛映画といいましょうか。

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2014年公開『アデル、ブルーは熱い色』の主人公の髪の色の影響もあるのかな。

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キッチュなカラーパレットの豊富さは2001年公開の『アメリ』っぽいかも。

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全体的な雰囲気はひょっとしたら1995年公開の『恋する惑星』に似てる?

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大体5年に一本、日本で公開される峻烈な恋愛映画のうちの一本という認識で良いかと。それだけ今の観客に刺さる要素が多いと思います。

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なんといっても主人公ミラ(エリザ・スカンレン)がとても魅力的。

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キーヴィジュアルで空を見上げる彼女が何を思っているのか、映画の最終盤でわかります。

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ネオンに照らされた不安げな表情のミラ。カラーパレットが豊かな映画でどのシーンも色に溢れています。でも映画全体は悲しみに包まれています。

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ミラを見つめる両親もある瞬間を迎えるのが恐ろしくて情緒が不安定です。

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そこにモーゼス(トビー・ウォーレス)が登場してミラとミラの家族を引っ掻き回します。

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乳歯の複数形というおよそ恋愛映画には不釣り合いなタイトルの本作にガツンとやられちゃいました。




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