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DAVID BYRNE'S AMERICAN UTOPIA / アメリカン・ユートピア(2021年5月28日劇場公開)
どうしてこんなに前評判が高いのか、見てわかりました。
ニューヨークのハドソンシアターで上演された「ロック・スペクタクル」。つまりはライブとミュージカル演劇のハイブリッド興行。ポイントは演者全員がグレーのスーツに裸足です。
デイヴィッド・バーンがむちゃくちゃカッコいいのです。退屈なシーンが一瞬たりともありません。舞台の上でその全ての瞬間がエンターテインメント。もちろんブロードウェイの舞台なので現場で観るのがいちばんなのかもでしょうが、この映像化はそれを映像で見せることに意識的です。
それもそのはず、本作はスパイク・リーのジョイント。後半のある曲の演出でスパイク・リーの思いが炸裂します。そこは映像ならでは。
まず、こんなステージは見たことがありません。芸術的に大変興味深いアプローチなので107分間(エンドロールまで)実に楽しめました。
しかも日本では映画館で劇場公開という奇跡。これはスタンディングでダンシングする映画。
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