アニメ「鬼滅の刃」
鬼滅の刃、社会現象を起こしてるくらいに、人気がやばいですよね。
弟二号が大好きで、どハマりしてて、漫画全巻持ってたり、グッズめっちゃ集めてたり、完全にただのファンです。
まあ私も、一応19巻だったかな。
小芭内さんが表紙の巻までは読んでて、先々月くらいからは、ジャンプも読んでます。
ちなみに、アニメを見る気になったのは、櫻井孝宏さんが大好きだからです。(だから、2話以降、義勇くんが全然出てこないことを悟って、1話と2話の間にかなりのブランクがありました。)
小説は未読、ファンブック等々は所持していないので、私は完全なるにわかなのですが、流行に乗り遅れながら語ってみようと思います。
ところが
「にわか」って言ったんですが、それは鬼滅の刃への知識が「にわか」なのであって、ファンとしてにわかってわけではありません。
いや、そりゃ、ファンだとしたら、ファンとしてにわかになってしまうんですけどね。
要するに、ファンってわけではないんです、私。
ファンではないお前は、何が言いたいんだ
めちゃくちゃ人気が高い鬼滅ですが、個人的に、何かが足りなくて。
なんていうかな。
作者の五峠さんの気持ちというか、思い入れというか、そういうのが強すぎて。
そういうのはめっちゃ伝わってくるし、おお!って心動かされるところもあるんですけど。
たまに、取って付けたような設定がいきなり出てきたり、「や、こんな展開ある?」みたいな、期待を悪い意味で裏切ってくる展開に落ちてしまったり…
それから、私はアニメを見てから漫画を読んだ人なので、アニメの作画が強すぎて、「漫画、全然迫力がなくて悲しい!!」みたいになってしまっていたり。
正直、「惜しい」「残念」って部分が多すぎるなって。
いや、もしかしたら、私の読み込みが足りないだけなのかもしれないけれど。
それでも私は、鬼滅の刃が好きです
散々貶しておいて、今更褒めても許されないのかもしれないけれど。
鬼に同情する人間、例えばカナエさんとか。
彼らが、「鬼は悲しい生き物だ」って思っているという部分が、とても好きです。
怒りも恨みもあるはずなのに、そればかりではなくて、ちゃんと同情している。
罪を認めた上で、許したわけではないけれど、
それでも歩み寄っている、歩み寄ろうとしている。
そういう部分がとても好きです。
「自分ではない誰かを前へ」
漫画は弟の元にあるので、一回しか読んでいないのですが。
アニメはdアニメストアでいつでもどこでも見放題!ってわけで、何回も見ている気がします。
3回以上は全部見てるかな。
10回は見てないと思うけど、少なくとも3回は全部見てます。
それで、ですね。
アニメ16話のサブタイトル「自分ではない誰かを前へ」というのが、とても気に入っているんです。
ちなみに、一番嫌いなタイトルは、1話の「残酷」です。
残酷は残酷だけど、それをそのまま「残酷」ってサブタイトルにしたら、「本当に残酷か?」って思いながら、疑いをかけながら見てしまうではないですか!
…って、私がひねくれているだけか(´・ω・`)
それはいいとして。
「自分ではない誰かを前へ」というサブタイトル、個人的に、26話あるアニメの中で一番光ってると思うんですよね。
しかし、タイトルだけ見ても意味が分からないので、私の考える、この言葉に込められた思いを簡単に説明してみます。
同じ鬼殺隊へ、同期で入隊した主人公の炭治郎くんと、伊之助くん。
二人とも、多分歳は同じぐらいなのですが、育ちも、鬼殺隊に入ったきっかけも、性格も、何もかもが全然違って、それぞれ濃いキャラクターをしています。
伊之助は、自分が鬼を倒して、自分の強さを見せびらかしたい、目立ちたいといった気持ちが強いです。
単に、ものすごく負けず嫌いってのもあります。
それに対し炭治郎は、どんな時だって、戦いに勝つことを考えています。
根本的には、仲間を、友達を、家族を、そういった大切なものを「守りたい」って気持ちが強いです。
結果炭治郎は、自分が前に出ること・目立つことは考えておらず、
戦いの全体の流れを見て、勝てる戦い方を選ぶ。
それを「自分ではない誰かを前へ」と、簡潔な言葉にまとめたのです。(多分)
誰だって、自分が目立って、自分が良い思いをして、自分が認められれば、それが良い。
人間には「嫉妬」という感情があるほどですから、「人を目立たせよう」って思える人はなかなかいません。
でも、自分が前に出るより、あの人に前に出てもらったほうが、みんなにとって良いだろうってことは珍しくないと思います。
そういう時、この言葉ならきっと、思い止まらせてくれます。
「自分ではない誰かを前へ」
自分自身は輝けないけれど、仲間にとって最大の貢献をしよう。
〆
なんだかんだ、私は鬼滅の刃が好きです。
思うところはいろいろあるけれど、そんなの、どんな作品にだってあります。
完璧な作品なんて、そうそうありませんから。
今更感ありますが、この機会に是非、アニメだけでも見てみてください!
画像は、アニメ「鬼滅の刃」公式サイトから
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