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ほっこりしたい時におすすめの絵本|『きみにありがとうのおくりもの』|を紹介します。

絵本紹介士のkokoroです。 

今日の絵本

『きみにありがとうのおくりもの』宮野 聡子 作・絵 教育画劇


3月に入りましたが、まだまだ寒いですよね、皆さん、お元気ですか?
そんな時はほっこり温まりたいですよね?(無理やり?(笑))

今日、ご紹介する絵本はひたすら“ほっこり”し、そしてひたすら“可愛い”を味わう絵本。
私が紹介する絵本とは、いつもと少~し、テイストが違うかもしれませんが、たまにはこんな絵本もいいのではないでしょうか。

1・ストーリー

お話はこりすさんとくまさんが一緒に暮らしている様子が描かれています。

早起きの、こりすさんが掃除や朝ご飯を作ったり、のんびりやのくまさんが起きてくるとゆっくり散歩や庭の花に水をやったりします。
二人は仲良く暮らしています。ある日、こりすは、庭の花がきれいに咲くのはくまくんのお陰なんだなあと考えます。くまくんもきれいに洗われている洗濯物や部屋、おいしいご飯はこりすのお陰だと考えます。その日の食事の時に思わずくまくんはこりすさんに「ありがとう」の言葉を。こりすくんもくまくんに「ありがとう」を言います。

といったそんなお話です。

2・この絵本は人への感謝を伝えることの大切さを教えてくれる

このお話の中では、こりすとくまくんがお互い、自分の気性に合った仕事をして、家を気持ちよく整えています。無理なくしているから、毎日楽しい。
でも、ふと気づくとこの快適な生活もお互いのお陰なんだということを気付きます。
すると、思わず「ありがとう」という言葉が出てくるのです。

ここから私も自分のことに置き換えて、夫婦でも家族でも、身近な人へ何かやってもらうことが当たり前になってしまっていて、ついつい感謝の気持ちを忘れがちになってしまっているかも?と考えてしまいました。
そういう時に、この絵本を読めば、「今度“素直に”伝えてみよう」と思えます。

3・この絵本はめちゃくちゃ可愛い

この絵本は本当に可愛い。まさに絵本の中の絵本です。
二人が小さいお家で楽しく暮らしている様子がえがかれていて料理もとってもおいしそう!小さなこりすさんがどうやって料理するの?そんな疑問にも答えてくれて、全てが丁寧に描かれています。絵本を眺めているだけでも心がほっこりし、笑顔になります。

4・大切な人へのプレゼントとしておすすめ 


この絵本は、大切な人へのプレゼントとしてとってもおすすめです!言葉で伝えるのは少し恥ずかしいけれど、この絵本なら伝えられそう。一緒に暮らすパートナーへ。家族へ。大好きな人で本当はいつも感謝している人へ。

きっと喜んでくれるはずです。

もちろん、自分が読むためにでもおすすめ。身近な人への感謝の気持ちが湧いてきて、それを素直に伝えることができるきっかけになります。
それでなくても、ただただ、ほっこりできる絵本として側に置いておきたい、そんな作品です。




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