TRAP 〜魅惑の甘い罠!?〜
今日から夏休み!
学校がお休みなので、子どもたちは家の中でゴロゴロしています。
でも、お母さんは朝から大忙し。
なぜって?
久しぶりに、とっても元気なお日さまにあえたので、
た〜っくさん、お洗濯物を干したんです!
汗をかきかき、やっと干し終わった!…と思ったら、
もう、お昼ご飯のしたくをしなくてはいけません。
あ~、おなかいっぱい!
ご飯を食べて、食器も洗って…。
ほっとひと息ついたなら、なんだか眠くなってきてしまいました。
ちょっとだけ休憩!と思って、横になります。
すると…。お母さんは、いつの間にか、うとうと、眠り込んでしまいました。
…いま、なんじだろう?
気がつくと、なにやら、隣の部屋から声がします。
「肉、買った?」
「焼いてくれる?」
まさか!?
子どもたちが、夕飯の準備をしてくれてるの???
まさかね…。
でも、もしそうだったら、もう少し寝ててもいいかも…。
なんて考えていたら、また眠りの中に落ちていってしまいました。
が、しかし。
「うわっ!いるいる!!!」
「ギャ~!出た!」
お母さんは飛び起きました!
もしや、黒いあいつか!?
慌ててて、隣の部屋を覗くと…。
そこには、なんと!!!
…ゲームを楽しんでいる兄と弟。
お肉を焼くのも、黒いあいつも、
ゲームの中の出来事なんだって!
あ~、よかった!
というか、残念でした!?
日が傾いて、ちょっとは涼しくなった、ような気もするし
買い物でも行きますか。
ベランダに干していた洗濯物は、パリッと気持ちよく、乾いています。
ーおわりー
一生、手元に置いておきたくなるような詩集を作りたい。 こころが折れそうなときに力をくれる絵本を作りたい。