緑陰読書
4月から新生活が始まった。といっても専ら送迎担当なので待ち時間が増えただけなのだが、木漏れ日を浴びながら読書できるのは嬉しい。まずは積ん読解消よ…と知人に頂いた同人誌を手にしたら、なんと2月号💧不義理な自分に呆れる🤦♀️
本屋大賞の翻訳小説部門で同著者による2冠は史上初と知ったのも、はたしていつのことだったか。今さら自分が三十歳の反撃に共感することもないだろうと思っていたのに、読み出したら止まらない。
我慢や頑張りを強いられる社会において、理不尽に耐える習性が身についてしまったことを思い起こし、主人公にエールを送りまくった。つづいて『アーモンド』も一気読み。凄いぞ、この作家さん。
おかげで花粉症が悪化したけれど、おにぎりを外で食べると美味しいのに似て、緑陰読書には清涼感が伴うから心地よい。蚊が息をひそめている間は楽しめそうだ。