出直し再生
源平葛は、赤い花と白いガクを源氏と平氏の旗色に見立てた日本名だが、原産地はアフリカ西部で日本に入ってきたのは明治の中頃だそうだ。
学名はClerodendrum thomsoniae といい、中国語では 龙吐珠 (lóng tǔ zhū)で「龍が真珠を吐き出す」を意味し、英語名では bag flower, bleeding heart vine, bleeding glory-bower などと呼ばれている。心臓が流血しているとはなかなかグロテスクだが、心臓が心囊に包まれていることからの連想もありそうだ。たしかにこの紅白の対比には、いつ見てもドキッとさせられる。
優雅に過ぎるこの花がわが家にあるのは、息子たちの行きつけの床屋さんから挿し木をいただいて以来のこと。
冬の寒さに弱いだけで初心者でも育てやすいと聞いた通り、ズボラな私のもとでもなんとか育ってくれた。
ところが大きな鉢に植え替える際、追加した土の熟成が不十分だったらしく、迂闊にも大量のコバエを発生させてしまった。やむなく庭に移植した分は全滅。再度、挿し木から出直して2年目の今年、再び花を見ることができた。
いろいろな意味で衰えを感じる昨今、まぢかに再生を目にできるのはすこぶる嬉しい。
🌿オマケ🌿
再生前の古株🌿に、変わり種の葉っぱが写っていたことにお気づきでしょうか?
水滴つきのこちら、2枚の葉が重なったように見えて、実は1枚の葉です⬇️
※以下を参考にさせていただきました🙇♀️