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棚ひとつの小さな本屋さんはじめました!

絵本日和の本棚@文光堂 をスタートして1ヶ月ほど経ちました。

始めた経緯というか、どんな気持ちだったかみたいなことを記しておきたいと思い、また どんな店なのか知ってもらいたいという思いも半分あって、noteで綴ってみようと思い立ちました。ダラダラ書いてしまいそうですが読んでもらえたら嬉しいです。

元々、絵本屋さんがやりたい! というのは夢(実現不可能な夢)でした。まず何かを始めるには元手が必要で、そこからもう無理(-_-;) それに絵本の世界は奥深く (絵本に限ったことではないだろうけど)まだまだ勉強不足だし… できない理由はたくさんあって、そうして何年も過ぎていました。その間、小学校での読み聞かせや未就園児さん&ママさん達向けの絵本カフェをしたり、都内へ原画展に行ったり、絵本だけでなく本好きな仲間と読書会を始めたり、古本市に誘ってもらって出店したり、ビブリオバトルにお邪魔したりと、本と仲良しな楽しい日々が続いていました。

でも、どんどん時が経つのは早くなるように感じるし、子ども達もすっかり大きくなって子育てに時間が取られることもなくなって、もう多分人生の半分過ぎてるし、よく聞く言葉だけど 1度きりの人生好きな事をしようと思うようになりました。

ちょうど新型コロナウイルスの感染拡大でイベント自粛が始まりステイホームになっていった時期で、地元のイベントでの古本市の出店予定も延期となり、楽しみだった原画展には行けないし、 読書会もオンライン(まぁそれも面白い経験にはなったけど) 図書館も休館、そんな状況の中で、漠然とやりたいと思っていたことが、自然に今の自分にできる範囲でやってみようと具体的に浮かんできたのでした。

ただ自分の中だけのことではなく、心境というのは周りに影響を受けて変わっていくもので、無意識に背中を押してもらっていたと思える人や言葉や出来事がこの1年くらいの間にいくつかありました。
地元でビブリオバトルを立ち上げたり、イベントで古本市を企画したり、地域で本を楽しめる場を作ってくれている人達との出会いには、この地域の中で沢山楽しむことができるんだと教えてもらえたし、「本屋はどんな形でもいい どんな本屋があってもいい」というある本屋さんの言葉には、どんなに小さくても未熟でも自分の身の丈に合う形で良いのではないかと前向きに思える力をもらえ、  そしてコロナ渦の中でTwitterでの本のプレゼント企画に当選して元気がもらえたことから自分も誰かに返していきたいと感じたり、色々なことから力をもらって、どんなに小さな棚でも街に本のある場所を増やしたい! この街で素敵だと思う絵本を紹介していきたい! と思えるようになりました。
何かが大きなきっかけになったわけではないけれど、ひとつひとつのことがあってこそなので感謝の気持ちでいます。

前後してFoyerという書籍の少額卸売サービスがあることを知り、本屋さんの経験も(学生時代のアルバイト程度しかないので)ないに等しく、仕入れもどうしたら良いかわからないという状態から一歩前進することができました。

そして、”絵本日和の本棚@文光堂”を実家である文具店の端っこで始めることに…
蔵書を持ち込んでの古本と、絵本の新本を置きたいのだけれどいい?と 聞いてみたらあっさりOKで、ちょうど入口付近のファイルの棚が活かされていなかったので、片付けて本棚として使えるようにしました。
折しもコロナ自粛の時期、ぽかりと空いた時間を楽しく準備に充てられたので、精神的にも良かったように思います。
ついでに夫が趣味でコレクションしてきた昭和レトロな玩具類があって、これもいつか好きな人達に見て楽しんでもらえるような場を作れたらと何となく話していたのですが、欲しいと思ってくれる人の手に渡るのも良いよね、と一緒に飾ってみようということになりました。
そうしてとりあえずスタートとなりましたが、いつも店に居れるわけでもなく 場所代もかからず、ある意味お気楽だし、本好きさんから見ればお遊びに過ぎないだろうし…
とネガティブな気分になることもあり、でもそんな事は始める前に散々考えたし ヤメヤメ! と切り替えて、棚も自分も少しずつ自分のペースで育っていきたいと思っております。
どうぞ暖かく とまで図々しいことは言えませんが、ぬるく?こんな場所があるんだと認知いただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

あー、やっぱりダラダラと長くなったなぁと思いつつ、推しの絵本作家さんのことや置きたいと思っていた絵本のこと それにまつわる感謝の気持ちなど、まだまだ書き足りない気分なので、上手な文は書けないけれどまた綴っていきたいです。
読んでもいいかと思ってくださった方、これからもどうぞお付き合いくださいませ。

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