山根基之 ベルギー


🇧🇪ベルギー観光の第一人者である山根基之が世界一詳しくベルギーの魅力を配信するブログ

📘イントロ
山根基之がベルギーに魅了され、現地に滞在した折、発見したオススメの観光地をユーザーにお届けします。

🇧🇪山根基之のベルギー旅
●目次
①グランプラス
②小便小僧
③芸術の丘
④マルクト広場
⑤ブルージュ歴史地区
⑥べギン会修道院◀︎今回特集
⑦聖母大聖堂
⑧グローテ マルクト
⑨ルーベンスの家
⑩アントワープ中央駅

🎈山根基之がベルギーの世界遺産を解説
⑥べギン会修道院

ヨーロッパ中世の封建的社会にあって、女性は結婚するか修道女になるほか生きていく術はありませんでした。そこで12世紀のベルギーで、女性の自立支援のために女性だけで組織された共同体がベギン会でした。彼女たちは修道女としてではなく俗世と接しながら、半聖半俗の共同生活を送る新しい生き方を実践していました。
現在、ベルギー西部のフランドル地方にディースト、ルーヴェン、リール、ブルージュなど13の修道院が点在し、世界遺産に登録されています。

なかでも1245年にフランドル伯爵夫人により創設された、ブルージュのベギン会修道院は豊かな自然の中にあり、森の木立に白壁が映え最も美しいといわれます。
街から運河に架かる橋を渡り門をくぐると賑やかさから一転、静寂が支配し神聖な空気に包まれます。ベギン会修道院の一日はミサに始まり、その後レース編みなどをしたり、街に出て家事労働や家庭教師などをすることも許され、夜は再び修道院での共同生活に戻りました。自立して生きていくために働いて収入を得ること、また退会して結婚する自由も認められ、女性が自分の意思で生き方を選択できた、当時としては唯一ともいえる存在でした。

しかし20世紀に入り、女性の社会進出とともにベギン会は衰退し、建物はベネディクト会の女性たちの祈りと生活の場となりました。現在は数名が受け継ぐだけとなったベギンの慎ましくも自由な生活は、自立をめざす女性たちに希望の光を与えたに違いありません。

関連サイト
JTB
https://www.jtb-grandtours.jp/tour/western_europe/belgium/
ブログ村
https://overseas.blogmura.com/belgium/
スナップレイス
https://snaplace.jp/category/ベルギー/

感想:

山根基之のベルギーを旅するシリーズにて、ベルギーの世界遺産の素晴らしさを配信しましたが、楽しんで頂けたかと思います。


勤務先:山根基之、ベルギートラベル株式会社

ベルギーを世界一熟知し、ユーザーエクスペリエンスに資するベルギー紀行を収筆。

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