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トゲトゲでもふもふ!「ハリネズミ」に癒されたい!  #いい部屋ペット

背中がトゲトゲなのにお腹はもふもふというギャップが魅力のハリネズミ。つぶらな瞳や針を立てて丸くなる姿がかわいすぎると人気急上昇のペットです。かわいいポーズ満載の写真集を見るだけでも癒されますよ!

鳴き声が小さくてケージで飼える動物なので、集合住宅に住んでいる人や一人暮らしの人が迎えるケースも増えていると言われています。ここでは意外な特徴やキュートなハリネズミ用語を写真と共に紹介します。

ハリネズミはモグラの仲間

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ハリネズミは「ネズミ」と名前がつきますが、実はモグラに近い動物です。夜間に活発になる夜行性で、ネズミの仲間のハムスターと違って前足でものをつかめませんが、長時間歩き回れる丈夫さがあります。トゲトゲを持つ仲間にはヤマアラシもいますが、丸くなって身を守るだけのハリネズミと違って攻撃的です。

日本でペットして飼育されているのは、「ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)」。体長は約20cm、体重は約500gですが、小さかったり大きかったりするのも個性の一つです。平均寿命はおおよそ3〜4歳くらい。食事や医療の向上でこれから伸びていくかもしれません。

針や顔、目の色などでカラーが分けられていて、バリエーションは約100種類もあります。白い針に黒いバンド(帯状に色が異なる部分)のソルト&ペッパー(スタンダード)、白い針と明るい茶色のバンドのブラウン、真っ白針と赤い目が特徴のアルビノなどがいます。

日本での飼育されている頭数はわかりませんが、エキゾチックアニマルの保険契約を行なっているアニコム損害保険株式会社の調べでは、ハムスターの1598頭に次いで多い1392頭です。ハリネズミの受診が増えたと感じている動物病院もあり、ユニークな姿のハリネズミの人気は今後もしばらく続きそうです。

※参考:アニコム家庭どうぶつ白書2019
https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201912_4.pdf

ユニークな姿とキュートなしぐさが魅力!

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ハリネズミの魅力はツンツンした針を背負ったユニークな姿と、つぶらな瞳のギャップではないでしょうか。しかし「こんなにかわいいなら人懐っこいに違いない」という思い込みは禁物。犬や猫と違ってペットになった歴史がまだ浅いので、野生動物らしさを強く残しています。家庭で飼える野生動物と考えれば、暮らしを工夫する楽しみがたくさんあるペットと言えるでしょう。

とても慎重なので慣れるまでに時間がかかりますが、嗅覚が優れているので、少しずつさわっていれば飼い主さんのにおいを覚えてくれます。ひざの上で寝てくれたり手からごはんを食べてくれたりすることもあります。おなかをマッサージしてもらうのがお気に入りのハリネズミもいます。

イガグリ、ゴロゴロって何?ハリネズミ用語辞典

「イガグリ」

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ハリネズミが丸くなった姿がイガグリにそっくり! 無邪気な寝顔がかわいいですが、警戒中やごきげんななめのときは針をチクチクと立てていることもあります。似たような意味の言葉に「ハリボール」があります。

「ゴロゴロ」

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ハリネズミも猫のように「ゴロゴロ」とのどを鳴らすんです。リラックスしているときが多いので、ごきげんをチェックするときに役立ちます。

「フシュフシュ」

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警戒したり怒ったりしたときは、頭を下げて針に隠れたり丸くなってイガグリになったりした状態で、「フシュフシュ」と鳴きます。落ち着くまでそっとしておいてあげましょう。

「ハリケツ」

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針がないモチモチのおしりが「ハリケツ」です。ピンク色のおしりに小さいしっぽがついているのがたまりませんね。

「ベタ慣れ」

主にハリネズミや爬虫類などのエキゾチックアニマルが、飼い主さんにベタベタとさわられても平気なくらい慣れることを「ベタ慣れ」といいます。慣れるかどうかは生まれ育った環境や個性によるので、必ずしもベタ慣れになるとは限りません。

「へやんぽ」

ケージの中だけでも飼育できますが、運動不足解消のために部屋の中を散歩させる「へやんぽ」を取り入れるのがおすすめ。事故がないように環境を整えたうえで見守ってあげましょう。部屋の中を歩き回っているうちに飼い主さんに近づいてくれるかも?

「そとんぽ」

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安全な公園などに連れて行って外遊びを楽しんでいる飼い主さんもいます。中には手作りのハーネスとリードを使っている方も。ハリネズミの性格に合わせて無理なく取り入れましょう。

暮らしに必要なアイテムはミニチュアグッズや昆虫?

「ミニチュアグッズ」

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ハリネズミサイズのミニチュアグッズと撮影すると、かわいらしさが際立ちますね! 子ども用のおもちゃやハンドメイドのグッズを利用するのが上手に撮影するコツです。

「昆虫」

実は意外とグルメなんです。ハムスター専用のフードも市販されていますが、大好物なのは昆虫。中でも「ミールワーム」をよく食べることが多く、コミュニケーションのためのとっておきのおやつにしている飼い主さんもいます。

「歯ブラシ」

人間の歯ブラシを何に使うのかと言えば、背中のブラッシング。ハリネズミは自分でグルーミングをしますが、針の間に残った汚れなどを落とすときに歯ブラシが役立ちます。マッサージ効果で気持ちよさそう?

ハリネズミ迎えたいと思ったら?

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ハリネズミは世界中でペットとして人気者になるのも納得のかわいさですね! 日本でも「小さくてかわいくて飼いやすい」というイメージが広まっています。「小さくてかわいい」のは本当ですが、「飼いやすい」とは限らないことも知っておきましょう。

最初にお伝えしたように家庭で飼える野生動物なので、人に慣れることはあっても懐くまでは難しいかもしれません。ただしマウスの研究では、子どもを早い時期に離乳すると不安傾向が高くなることが明らかになっているため、ハリネズミも生まれ育った環境に影響される可能性があります。迎えるときには専門のブリーダーやペットショップに相談してみましょう。

また、ハリネズミを診察できる動物病院は少ないため、事前にホームドクターとなる獣医師を探しておくことをおすすめします。飼育書も読んで生態の知識を身につけておきましょう。命を預かる責任を自覚し、しっかり準備すればきっと素敵なハリネズミライフを楽しめます!

写真提供
@pomme.rouge.1さん
@nicochan__uichanさん
@hedgehog.rice.777.off.8さん
参考
『ハリネズミ飼いになる』(誠文堂新光社)
https://mag.anicom-sompo.co.jp/3102
http://harinezumi-leherisson.com/index.php


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