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集合住宅でペットと暮らしたい!マンションやアパートで飼えるエキゾチックアニマルとは? #いい部屋ペット

「ペットを飼いたい」と思っていても、マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいることを理由にあきらめてはいませんか? ペット可物件で犬と暮らしている筆者は、ペットと暮らす楽しみをたくさんの方に知ってほしいと思っています。

犬猫は世話が大変そう、鳴き声やにおいがありそう……と心配なら、「エキゾチックアニマル」に分類されるうさぎ、ハリネズミ、ハムスターを候補にしてみては? 今回はペット可物件の集合住宅でペットを飼うための注意点などを確認しておきましょう。

東京都のペット可物件の割合は20%

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東京都の賃貸物件の中でペット可物件の割合は約20%でした(「いい部屋ネット」検索/2020年2月/戸建て含む)。ペット不可に対しては少ないものの、希少というほどではない割合ですね。

規約で動物の種類や大きさが制限されているケースもあり、10年前に18kgの愛犬と暮らしていた筆者は、「飼育動物は10kg以下」という壁に何度か当たりました。それでも「ペット可」「30㎡以上」「ベランダが広い」という条件に合うペット可物件をお部屋探しサイトで見つけてお引っ越し。今は2代目の13kgの愛犬とのんびり暮らしています。

「集合住宅だからペットを飼えない」とあきらめないでくださいね!

集合住宅でペットはトラブルになる?

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とはいえ、「ペットが周囲に迷惑をかけたらどうしよう」と心配する方もいるでしょう。集合住宅でよく聞かれるペットのトラブルは「鳴き声」や「におい」。これらは飼い主さんの配慮で防げることなんです!

集合住宅の規約を守り、共用部分ではペットが苦手な方への配慮を忘れずに。飼い主さんのちょっとした日々の気配りで、ペットも集合住宅の一員として受け入れられるでしょう。

「ペットが部屋を傷つけるのでは」と心配している方は、ペットの生態に基づいて対策をしてあるペット共生型の集合住宅を選ぶのも一つの方法です。

鳴き声が静かでにおいの少ないペットを選ぼう

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トラブルの原因になりがちな鳴き声が小さいペットや吠える頻度が少ない種類を選ぶ方法もあります。犬であればイタリアン・グレーハウンドや狆、猫ならペルシャが比較的静かです。においは共用部分の廊下やベランダなどで排泄させないように注意し、定期的な掃除を行えば清潔さを保てます。

犬猫以外では、「エキゾチックアニマル」に分類されるうさぎ、ハムスター、ハリネズミは、鳴き声がとても小さく、サイズが小型なのでにおいも少なめ。そのほか、インコ、観賞魚、カメ、トカゲなどもいます。ここではうさぎ、ハムスター、ハリネズミの特徴を紹介しましょう。

かわいくてツンデレな「うさぎ」

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うさぎは体重1kg前後のネザーランドドワーフから、7kgにもなるフレンチロップまで、さまざまな品種がいます。被毛の長さやカラーバリエーションも豊富で、世界中に150品種以上いるという説もあります。平均寿命は約8歳。かわいい姿やしぐさが注目されがちですが、実は自己主張が強くて「ツンデレ」な一面も魅力です。

ケージで飼育できますが、運動不足解消のために部屋を散歩させる「へやんぽ」を取り入れたいもの。ハーネスをつけて散歩に行く「うさんぽ」を楽しめるうさぎもいます。鳴き声はほぼないものの、後ろ足で床を叩く「足ダン(スタンピング)」の音は周囲に響きます。部屋で遊ばせる場合は足の保護を兼ねて床の防音対策が必要です。

しぐさが愛嬌たっぷりの「ハムスター」

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つぶらな瞳と愛嬌のあるしぐさが人気のハムスター。一番大きいゴールデン・ハムスターでも体重は130g前後で、寿命は2〜3歳です。人になつきやすいタイプもいれば怖がりでシャイなタイプもいて、種類によっても変わります。手乗りにしたい場合は大らかな性格のハムスターを選びましょう。

ケージや水槽で飼育でき、へやんぽも可能です。夕方から深夜にかけて活動が活発になります。鳴き声や足音はほぼ気になりませんが、ハムスターに必須の回し車を回す音は響くかもしれません。静音性の高い回し車を選ぶのがポイントです。

ユニークなフォルムに癒される「ハリネズミ」

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トゲトゲした針を背負ったハリネズミ。丸くなって眠る愛らしい姿に一目惚れをした方も少なくありません。ペットとして飼育されているのは大半がヨツユビハリネズミで、体重300〜500g平均寿命は5歳前後。モグラの仲間らしくすみっこに隠れたり潜ったりすることを好みます。

ケージで飼育できますが、へやんぽを取り入れると運動不足の解消に役立ちます。慎重なタイプが多いので、少しずつなでたりして慣れるまでに時間をかけることが大切。鳴き声や生活音はとても小さく、静音性の高い回し車を使えば問題にはなりません。生き餌として虫を与える場合は管理に注意しましょう。

世話の手間と愛情をたっぷりかけよう!

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静かでにおいが少ないこれらのペットは、集合住宅で飼ってもトラブルに発展するリスクは低いでしょう。昼に寝て夜に活動する種類なら、仕事が忙しい方でも帰宅後にゆっくりと世話ができ、スキンシップも楽しめます。かわいいしぐさを見ているだけで疲れも吹っ飛ぶこと間違いなし!


ただしエキゾチックアニマルには、犬猫とは違う世話の注意点があります。たとえば診察できる動物病院が限られているので、飼う前にホームドクターを先に見つけておくこと。慎重で怖がりなタイプが多く体調不調を隠す習性があるため、飼い主さんの日々の観察も重要です。愛情をかけて育ててあげれば少しずつ打ち解けてくれるはず。素敵なお部屋でペットと仲良くなる過程を楽しんでくださいね。

写真提供
@loco_moco_gramさん
@dai.an.shiragramさん
@nicochan__uichanさん
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