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ティアレミュージックだより・note版

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ライブ前に、内容にまつわる楽しさをお伝えします。 これを読むとライブがさらに楽しい。
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#奄美

月と歌

次のライブのテーマは月、にした。 奄美の歌を学ぶようになって初めて、月や太陽を非常に意識するようになった。 南島は太陰暦、つまり月の暦をもとにした行事がたくさんある。 そして、奄美は自然崇拝であり、太陽や月を偉大なものとして手を合わせて拝む習慣がある。歌を導いていただいた師匠は、月や太陽に手を合わせ、海に一礼し、山に入るときには声をかけ、自然を敬う生き方を教えてくれた。 月といえば、8年ほど前、久高島に旅行に行ったときに強烈に月を意識する時間があった。 普段過ごしてい

同じこと。違うこと。

 写真はお客様からいただきました。 おかげさまで、「春の宝歌2018」は無事に終了しました。 幅広い年代のお客様にお越しいただきました。 朗読愛好家の皆様、ダンサー、東欧音楽ファンの方などなど。 久しぶりにお友達がお子さん連れでいらしたのも嬉しかった。 私のライブはお子さん大歓迎です。  日本の民謡とブルガリアの共通点などを探りつつしっかりとコラボする試みを去年から行っています。    共演のミュージシャンの皆さんのおかげで、 「これは、新しくバンド名を付けた方がいいので

しゃくだんばなについて。

私の初のソロアルバム「宝歌」の中にある「しゃくだんばな」という曲について書きます。 これは、トカラ列島・臥蛇島(現在は無人島)に残されていた歌です。 屋久島での伝承者が少ない、幻の名曲「まつばんだ」。 (現在は地元でまつばんだを歌い継ぐ会が発足し、歌い手さんが増えたようです) 屋久島の歌だけでなく、 鹿児島県の離島には面白い歌がたくさんあるんだな…と気づくきっかけになった曲です。 私たちは(私、ピアニスト江草啓太氏)は、 地元で実際にいらっしゃるお年寄りの元へ出向き、

再生

お母さんお願い

ぜひこれは聞いてほしい! ブルガリア・ロドピ地方の民謡です。

ブルガリアの民謡・ロドピ地方について

ライブでは、毎回「ティアレミュージックだより」という 曲の説明などを書いたフリーペーパーを作成していましたが、 「これ、事前に分かったほうがライブでも楽しめるかも?」と思い、私が思う奄美やブルガリア音楽の面白さをページに書いてみます。 ブルガリアにはトラキア、ソフィア、ショップ、ロドピなど いろいろな地域があってその地域特有の発声や歌、 ダンスの特徴があります。 次のライブではロドピ地方やショップ地方の歌を歌います。 ロドピ地方は、個人的には 特に奄美と近いような印象です