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学級崩壊をあなたならどう解決する?
【学級崩壊をあなたならどう解決する?】
先日、小2の娘を学童に送っていったんですね。
その時ちょうど「卒業式」で。
6年生が中学校の学生服をきて、
登校していたんです。
ある子はぶかぶかであどけなかったり、
公立もあれば私立の制服をきていたり、
着慣れなくって緊張きみなのか猫背だったり、
「おはようっ!」って友だちに飛びついてたり、
「みんな大人になるんだよなぁ。」
と、まだ私の手のひらに余裕のある
小2の娘の手をつなぎながら、
なんか感慨深くなっちゃいました。
・・・
そんな時、あるNHK・Eテレの番組を
思い出しました。
『キミのこと聞かせてよ』
~木原雅子さんの出張授業~
2017年の放送なのですが、
観たことある方いらっしゃいますか?
学級崩壊しているある中学校を舞台に
思春期の子どもたちが半年でみるみる変わっていく姿。
ひどかったんです。
学級崩壊の状態が。
生徒同士は仲良しグループで固まり、
グループ間での小競り合いや、
グループからはみ出さないように常に緊張している空気。
先生へクラス全体からの反抗!
「こらっ!立つな!話をききなさい!!」
絶えない叱る言葉。
先生自身も仕事量が多く、話を聞かない生徒にイライラ。
もう、これどうするの?
っていう状態でした。
・・・
そこで、木原雅子さん登場。
木原さんは元々、京都大学・医学博士
エイズの予防研究をされていた方で、
「日本の性教育をなんとかしなければ!」
ということで活動をされています。
ただ、性教育の講演をはじめても手ごたえがなく、
幾度となく試行錯誤をされてたどり着いたのが
「学校へ入り込んで行う活動」
その活動が数々の学級崩壊を解決しているんです。
その内容が素晴らしい!!
この先、ちょっと話ながくなるので、
休み休み読み進めてもらうとうれしいです(^^;)
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◉ 生徒たち一人一人の話を聴く
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まず、木原さんの性の授業
「思春期というものがあるのよ。
イライラするもの。
それはホルモンのせい。」
この言葉によって、生徒たちは安心しますよね。
(あっ。この人は指導しにきたんじゃないな。)
もう、学級崩壊状態のときに
何かを「教える」はイコール「攻撃する」に等しいですよね。
そして次に、
「あなたの好みのタイプは?」
それぞれの性の好みがあると、
中学生としてはモジモジしながらも興味はありますよね?
このことによって、それぞれの個性を認め合います。
それはつまり、自分を認め、他人を認めることに
自然とつながっていっているような生徒たちの姿でした。
──────────
◉ 一人一人の面談
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性の授業で木原さんの存在をクラスで認知されたら、
「一人ひとり面談」をしていきました。
その面談室には
お菓子やジュース。
ぬいぐるみに。
リラックスできる音楽。
とにかく生徒たちがリラックスできる雰囲気を演出。
でも、語彙力も表現力もとりそろえていない
中学生時代。なかなか語れない子もいました。
そういうときでも木原さんは焦らず、
「絵を描かせてみたりしていました。」
なんてことない所から広がる会話。
コミュニケーションの引き出しの多さに感服でした!
その面談でみせた生徒たちの実態・・・
生徒たちが先生を攻撃していたのは、
自己防衛からくるものでした。
「良い子になっていると、
周りに攻撃されるから不安・・・。」
「何か目立つことをすると
いじめられるかもしれないから・・・。」
その不安を「先生への攻撃」として
クラスはぎりぎりのところで均衡を保っていました。
がーん!!
と、なりました。
それは叱って抑えつけても何にもならない。
「話を聴くこと」をしなければ見えてこない実態。
でも、先生では決して引き出せなかったでしょう。
木原さんのような存在しかできないこと。
衝撃でした。
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◉ 高校生からのビデオメッセージ
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実態が分かったら解決への糸口を
木原さんは探ります。
そこで2回目の授業。
高校生から「中学の時を語る」ビデオメッセージを流します。
その時の中学生の食い入るように
ビデオを見る目。
それはそうですよね。将来の具体像がそこにありますから。
どんな占いよりも、リアルな声があって、
否が応でも想像する未来の自分の姿と重ねます。
そして、そのあとに
仲良しグループ以外の人達で自分の意見を発表する。
ここらへんから生徒間の空気が変わりました。
「あっ。この子ってこういうことに興味があるんだ。」
「へー。そういうこと考えてたんだ。」
自分を認め、他人を認め合え。
良い子ちゃんになるといじめられるという
キリキリした空気が変わって朗らかになってました。
しかし、先生と対立していたお互いの信頼は
まだ回復せずにいました・・・。
その時。
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◉ ミニテストでプチ会話
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先生だって元々学級崩壊をなんとかしたい!
そう思っていないわけがありません。
生徒たちの声を聴いてやりたい。
でも、時間がない!
ゆっくり話を聴けない現状にイライラ。
話を全く聞かない生徒にイライラ。
もう、がんじがらめなのは大人も同じでした。
そこで、木原さんは「プチスタ」なる
ミニテストをすることによって解決します!
プチ(ちいさい)スタディ(勉強)だから、
「プチスタ」
ちょっとした問題を出して、放課後に
生徒ひとりひとりに丸付けをする。
一見、余計に仕事量が増してしまいがちですが、
生徒たちのコミュニケーションの場と、
授業の理解を確認する場になることによって、
「生徒と先生との信頼関係の回復」
が、成されることによって
話をきいてくれるようになり、
授業の準備や進みもスムーズになりました!
すごいっ!
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◉ 過去の自分をみつめ、未来への自分への手紙
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半年後のクラスは見違えるようでした!
そして、木原さんの最後の授業
「1年後の自分はどうなっているのか想像して、
現在の自分にエールを送る手紙を書こう。」
生徒たちは過去の授業でも、
自分を認め、将来について考えています。
今までのクラスの状態を自然と見つめ直せて、
未来に向けて自分を頭の中で歩ませました。
手紙の発表では、過去の自分を思い涙する子もいて。
(泣けました。。。)
生徒間のいがみ合いもない、
先生との信頼関係も回復した、
とても表情豊かな子供たちになっていました!!
木原さんは言います。
「私が変えたわけでもない、
生徒たちが変わったわけでもない、
元々あったものが出てきただけ。」
まいりました!!
本当にすごいお方です!!
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◉ まとめ
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ダイエットは人生。
子育てや性教育・お金のことだって
本気になって私は考えます。
自分の子どものクラスが学級崩壊していたら?
子どもはおらずとも
職場の人間関係が崩壊していたら?
大人は良いですよね。
その仕事をやめればいいですから。
でも、中学・高校はすぐにやめればいい。
にはならないですよね。
「社会」という空気のような実態が
目に見えづらいものを木原さんの性教育を通した
授業の方法で大変勉強になることが多いと思います。
・相手の話を聴く
・認める大切さ
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その工夫や仕組みをどうするか、
「教える」ではない。
認めてもらいたいを解決した先にしかない未来
伝えるのではない、「伝わる」こと。
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サービス提供者はみんな考えるべきことなのかなぁ。
と、思った今日この頃でした。
この番組をみて「本当に勉強になった。」と、
思ったつぎの瞬間に。
「ということは良くも悪くも、自分は大人になって
中学生の目線がなくなっちゃってたんだなぁ。」
思い出していきたいものです。
ということで以上でーす。
長くなってごめんなさーい。
※ いつもいいね!と、コメントありがとうございます。
文章では現れていないのが悔しいですが、
江口はいつも心では大騒ぎして喜んでおります!
それでは、今日という日は今日のみ。
自分なりに楽しい1日にしていきましょう♫
ではまた。
===ちょいとお知らせ===
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