2/5【二面性がある、ダイエットの一挙手一投足】

二面性って言葉。


 
ダイエットという概念の話にも通じるんですけど。 
 
 
その前に、
みなさんは数日、数週間で結果が出るダイエットが魅力的ですか?
 
 
うん、うん。
そうですよね、そりゃそうですよね。
 

でも、人間の身体って数日でどうのこうの、
そんなに物みたいに出来てないです。
 
 
ほんと、様々なバランスの中で成り立っています。 
 
 
その生き物のバランスを度外視して、
ビジネスに置き換え過ぎてるんじゃないか?
このダイエット業界では??
 
 
と、思ってしまいますが・・・。
 
 
そんなことを『白い巨塔』では教えてくれています。


~おさらい~
「白い巨塔」がどんな内容のものかって言うと、
大学病院での教授かそれ以下という確執が、
1人がどうあがいても変わることがない、
『ある大きな流れ』の中で、ガン患者を救うために闘う
一見全く正反対の闘い方をする、2人の医者を中心とした物語です。

全てに二面性がある 


 
▼ 一挙手一投足には全て二面性があります。
 
 
二面性っていうことを調べると、
 
真っ先に出てくるのは、
 
「裏がある」「腹黒い」「八方美人」とか。
 
 
そんな人間の面って捉えたら、二面じゃなくて多面ですよね?
 
 
ここで言っている意味は違います。


二面性とは、
『一つの行いには、必ず正反対の性質をもつ』
ということ。
 
 
はい?
 
 
って、感じですよね。
 
 
例えばー。
 
 
あなたが学生だとして、
授業中、隣の人が消しゴムを落としたとします。
 
それをあなたは拾ってあげて、
隣の人に渡しました。
 
 
とても良いことをしてますよね?
 
きっと、隣の人から「ありがとう」って言われています。 
 
 
でも、一方で、隣の人は
消しゴムを落とすくらいに授業に集中していたのかもしれない。 
拾ってあげたことによって、集中を閉ざしてしまったかも。
 
 
もしくは、隣の人がよく物を落としてしまう人で、
拾ってあげたことによって、その人は物を落とさないように、
注意深くするチャンスを、あなたが奪ったかもしれない。
 
 
そんなこと言っていたら、キリがありませんが、
実際そういうことです。
 
 
『一つの行いには、必ず正反対の性質をもつ』
 
 
それが、二面性です。
 

インフォームド・コンセント 


 
▼ 白い巨塔の中の一つのテーマに
「インフォームド・コンセント」というものがあります。
 
今でこそ当たり前のことになりましたが、
患者さんが主体な医療じゃなく、
医学の発展や、医者の強い立場で病院側の都合が主体になっていた
時代は確かにありました。
 
 
白い巨塔の主役の一人。
 
「財前五郎」
 
ガン専門の外科医で、
手術の技術は超一流。
 
患者に有無を言わさず、
手術を勧めちゃったりします。
 
 
もう一人の主役の里見が「善」としたら、
財前は「悪」です。
 
 
(でも、めちゃくちゃ魅力的なんですけどね)
 
 
どんな手を使っても、偉くなる!
 
患者のことは全く見ない。省みない。
 
 
でも、ガン治療を発展させる!
「おれがやるんだ!」
という強い信念があって、
だからこそ、直属の上司や恩師を蹴落としてでも、
偉くなろうとする!
 
その闘う姿、いつだって真剣な姿勢が
かっこええんです!!
 
 
 
▼ そんなある日、もう一人の主役「里見脩二」が、
初診で内科教授に見落とされた、
30代前半なのかな、ある女性のガンの転移を見つけます。
 
とても珍しいすい臓がんということで、
同期で共に切磋琢磨して、
お互いを信頼している「財前」に診察を依頼します。
 
 
財前「よく見つけたな!」
 
そして、初期のガンのため手術をした方がいいと判断。
 
しかし、里見は財前に告知を慎重にしてほしいと願う。
 
 

外科「財前」の診察・・・。
 
レントゲンをみてからパッと、
患者さんの方へ振り向くやいなや、
 
「ガンですね!
よかったですね。
さとみ先生のおかげで早期に発見できました。」
 
 
凍り付く患者、家族!!
 
 
「妻は助かるんでしょうか?」
 
財前「大丈夫です。
 私が手術を引き受けますから。
 ですから、大丈夫です。」
 
 

 
診察後、財前に詰め寄る里見・・・。
 
 
里見「おい、財前!待ってくれ!
 あれだけ慎重に告知をしてくれと
 前もって言っていたじゃないか。」

 
財前「慎重に告知したつもりだが?
 ガンはガンだ。
 治癒し得る。
 もう、告知に渋る時代じゃないよ。」
 
 
里見「それは外科医の傲慢だ!
 人間は悪い所を取り去れば元気になるってもんじゃないだろ!
 患者の痛みや不安にアプローチしなければ、真の治療とは言えないんじゃないか?
 それに・・・。
 
財前「それに?」
 
 
里見「それに・・・なぜオペをすれば大丈夫と断言した?!
 転移が分からない段階で無責任じゃないか!?」
 
 
財前「転移の可能性は極めて低い。
 そもそも治せないかもしれない、なんて言っている医者に
 自分の命を預ける患者がいるのか?」
 
  「現に彼女は僕の言葉によってガンを受け入れた。
 そして、手術を受ける勇気を持てたじゃないか。」
 
  「インフォームドコンセントだなんだと専門的な言葉を並べて
 患者の媚びを売るより、絶対に大丈夫という強い一言の方が、
 患者は安心するものだ。」


そこで、返す言葉につまる里見・・・。
 
 
財前「じゃ。」
 
 
里見「医者は神様じゃない。患者と同じ人間だ。」
 
 
・・・で、一幕終わるのですが、
このやりとりビビ~!!って、私はきました!
 
 
そうかーーー。
そうだよなー。

財前と里見、どっちが正しいとか、間違っているとかでなく、
ガン告知という一つの行動をとっても、
全く正反対の性質をもっているんだと。
 

ダイエットとインフォームドコンセント 


 
▼ 実は!ダイエットも全く同じです。 
 
例えば。
 
断食だってそうですよ。
 
もともと、食べない!ってことは、
身体にとっては危険なことなんですよね?
 
 
基礎代謝量だけで、人によりますけれど、
ほぼフルマラソン走るのと同じくらいのカロリーになります!!
 
  
それなのに、食べないんですよ?
 
 
身体としてはもうパニックになりますよね?
 
 
でも、だからこそ、身体は生きなきゃ!として、
活性化する部分が出てくるのです。
 
 
同じです。
 
 
一つの行いは必ず正反対の性質をもちます。
 
 
▼ そこで今日のまとめです。 
 
 
あなたのダイエットで行っていることには、必ず二面性がある。
 
悪い面が良い面もあったりします。

「これ、やっちゃダメだよね?」
 
ってことでも、修正できる・ダメなことを分かっている。
その上でトライするのはアリかと思います!
 
 
本日もさいごまで
お読みいただきありがとうございました!
 
 
また、お会いしましょう♪
 

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