ワンダと巨像NTA Bossrush Random 解説
はじめに
どうも、筆者のえぐちです。2022年2月12日から開催されますオンラインチャリティーRTAマラソン「ESA Winter 2022」、そのゲームタイトルとして選ばれたワンダと巨像のRTAについて解説していきたいと思います。
多分当日は解説に入るとは思いますが、放送時間が午前4時からなので、起きられなかったときの保険としてこの解説を書き記します。
ストーリー
主人公のワンダは、呪いの定めによって命を落としてしまった少女「モノ」を蘇らせるため人間が足を踏み入れることが禁じられている「古の台地」に訪れます。
中心部の祠にやってきたワンダは「ドルミン」と名乗る天の声に話しかけられ、少女を蘇らせたくば祠にある16体の偶像と対になっている、古の地に点在する巨像を倒せと告げられます。
システムと特徴
・ワンダのステータスは体力(赤いゲージ)と腕力(黄色のサークル)のみ
・武器は剣と弓矢のみ(他にもあるけど周回後のオマケ武器)
・ザコ敵は存在せず、16体の巨像のみ
・巨像を倒す方法は弱点を探し出し、どうにかして巨像の体に登って剣で突き刺す(弱点が隠れている巨像も居るので、どうにかして弱点を露出させる必要がある)
そもそもどんなカテゴリ?
ワンダと巨像ではNewgame+を選択すると、各巨像の偶像に祈ることでタイムアタックモードを遊ぶことができます。このタイムアタックモードを16体全てこなす「Bossrush」が競技カテゴリーとして確立されています。NTAは難易度ノーマル、HTAは難易度ハードでのタイムアタックモードを意味します。
今回の「Bossrush Random」はカテゴリーエクステンションとして派生されたものです。
普段のBossrushカテゴリーでは第1の巨像からスタートして順番に倒していき第16の巨像を倒した時点で完走となるのですが、今回のカテゴリーでは倒す巨像の順番がランダムで指定されます。よくあるランダマイザーとかではなくマニュアルです。
倒す順番が変わっても各巨像戦における体力・腕力ゲージの値は変わらないので、難易度の変動はありません。強いて言えば指定された巨像の番号が離れていた場合(例:第1の巨像戦後に第16の巨像を指定される)に場所が離れているので、それだけタイムロスになるくらいです。
普通にBossrushを遊ぶだけじゃ物足りない!という発想から生まれたバラエティー的カテゴリーなのだと思います。多分。
ゲームが初見の方では解説中「どれがどの巨像だ?」となると思いますので、次項にて各巨像の大まかな外見的特徴を書き記します。
各巨像の大雑把な特徴
第1:開幕画面奥方向に逃げていく
第2:デカイ4つ足、砂地
第3:右手が長い剣みたいになっている、顔が可愛い
第4:馬
第5:水辺、鳥
第6:ヒゲが長い
第7:水辺、電気ウナギ
第8:デカイ、トカゲ
第9:デカイ、カメ
第10:砂蛇、こわい、みんなのトラウマ
第11:ちっちゃいライオンA、ステージに燭台
第12:水辺、デカイ
第13:そらとぶデカイの
第14:ちっちゃいライオンB、遺跡ステージ
第15:剣を持ってる、上に橋がかかってる
第16:デカイ、天候が雨、パーフェクトジオング
各巨像戦攻略
第一の巨像 Valus(ヴァルス)戦
弱点:頭
攻撃回数:MAX溜め3回
めちゃウマライン:30秒以内
まずは開幕口笛を吹き、巨像を気付かせて足止めします。巨像の足まで近づき、かかと→膝裏の順で攻撃を行うとムービーが再生されます。このムービー中はワンダを操作できるので頭の方向へ走り、頭が下がったタイミングで上手くジャンプして掴まります。
ムービー明けに鼻の先あたりを掴めてれば超上手いので皆さん拍手お願いします。
第二の巨像 Quadratus(クァドラトゥス)戦
弱点:頭、尻
攻撃回数:各部MAX溜め2回+8割
めちゃウマライン:55秒以内
開幕ローリングで巨像の背後に回り込み、弓矢で後ろ足の裏を射抜きます。
本来なら跪かせたあとに足を伝って登るのですが、尻にある突起めがけてタイミングよくジャンプすれば掴むことができショートカットが行なえます。
尻の弱点を攻撃後は背中を伝って頭部へ向かいます。頭部でベストポジションを陣取っていれば巨像の揺さぶりを無視して一方的に攻撃が行なえます。
第三の巨像 Gaius(ガイウス)戦
弱点:頭、腹
攻撃回数:頭と腹→各MAX溜め3回+3割
めちゃウマライン:1分10秒以内
今RTA中1番の魅せポイント、剣ジャンプにおそらくチャレンジすると思います。巨像は右手の巨大な剣で攻撃してくるのですが、剣を引き抜くときの慣性を利用して一気に頭まで大ジャンプします。成功したら皆さん拍手よろしくお願いします。このゲームはPS2,3(HDリマスター),4(リメイク)でリリースされていますが、フレームレートや細かな修正の結果PS4版の剣ジャンプが最難とされています。頭を攻撃した後に腹へ移動するのですが、落とされないように注意が必要です。
第四の巨像 Phaedra(フェイドラ)戦
弱点:頭
攻撃回数:MAX溜め5回+2割
めちゃウマライン:1分以内
本来ならステージにある穴に潜り、巨像がその穴を覗き込んでいる間に尻尾から登るのですが、RTAでは当然そんなものは使用しません。
開幕アグロに乗り加速、後ろ足に飛んで掴まります。その後タイミングをみて上り尻尾へ飛び移ります。登った瞬間に揺さぶられて落ちることも少なくないので難易度は若干高めです。
尻尾を登ったあとは背中を伝って肩を攻撃、首筋の小弱点を攻撃すると頭を下げるので移動して攻撃、フィニッシュです。
第五の巨像 Avion(アヴィオン)戦
弱点:翼(左右)、尻尾
攻撃回数:翼→MAX溜め1回
尻尾→MAX溜め2回、6割溜め1回
めちゃウマライン:1分30秒以内
矢で巨像を挑発し、こちらへ向かってきたところに飛び乗ります。
翼を攻撃して弱点を消したあと、巨像が縦向きになったタイミングで掴みを解除して上手く背中へ移動します。
この巨像戦で落下すると大きなタイムロスとなるのですが、翼を攻撃したタイミングによっては、掴み直せず否応なしに落とされる場合もあるので落とされないのを祈りたいです。
尻尾は弱点の紋章がある位置よりもはるか手前まで判定が広がっているため、楽に刺すことが出来ます。
第六の巨像 Barba(バーバ)戦
弱点:頭、背中
攻撃回数:頭、背中→各MAX溜め3回+5割
めちゃウマライン:50秒以内
開幕、巨像が右足で踏みつけるのを待ちます。そのときに右手が下がるので、上手く指に乗っかり手首辺りまで上り待機します。巨像が体勢を調えたのち、腕振りの慣性を利用して巨像の頭までジャンプします。
頭を攻撃後は背中を攻撃するのですが、背中では巨像の抵抗が激しく、運が悪いとスタミナ切れで落下する危険性もあります。
第七の巨像 Hydrus(ハイドラス)戦
弱点:頭
攻撃回数:頭→MAX溜め3回+8割程度
めちゃウマライン:48秒以内
今回のRTAにおけるクソ巨像その1。特定の時間に特定の位置まで泳ぎ、巨像を誘導して急浮上を狙うのですが、成功したと思っても急浮上しない事がよくありRTAイベント中でも失敗するのをよく見かけます。幸いタイムアタックモードなので失敗したときは即リトライが可能です。まあそれでも1セットアップに30秒近くは掛かりますが・・・。
頭部では巨像が激しく抵抗し、グダれば時間切れで巨像が潜ってしまいます。
第八の巨像 Kuromori(クロモリ)戦
弱点:腹(2つ)
攻撃回数:各MAX溜め2回+5割
めちゃウマライン:40秒以内
開幕口笛で巨像を誘い出し、その後1階下へ降りて巨像が上がってくるのを待ちます。巨像が上まで上がってきたタイミングで矢で足を撃ち、巨像を落下させます。ワンダも一緒に飛び降りて弱点を攻撃するのですが、あまり弱点攻撃にもたついてしまうと巨像が起き上がりまた落とさなければなりません。とはいえ、RTA走者レベルの腕を持っていればこの巨像は癒しと言えるでしょう。
余談ですが、筆者はRTAイベントで走った際にコイツに舐めてかかった結果、グダって2ターンキルを強要されました。
第九の巨像 Basaran(バサラン)戦
弱点:頭
攻撃回数:MAX溜め5回+8割
めちゃウマライン:45秒以内
開幕ダッシュ、前足掴む、慣性を利用して頭まで飛ぶ、刺す。
以上!
間欠泉なんていらない!
・・・とまあ簡単に書きましたが、全巨像の中でもショートカット習得難度がトップクラスで、アグロからの飛び乗り・前足に掴まってからの動作・慣性ジャンプ時横ジャンプ入力タイミングの三要素をすべてクリアしなければいけません。一応甲羅後部に飛び乗るリカバリー策も確立されています。
第十の巨像 Dirge(ダージュ)戦
弱点:背中(2つ)
攻撃回数:各MAX溜め2回+3割
めちゃウマライン:50秒以内
ここから綿密な体力調整が必要な巨像が登場してきます。
まず追いかけてくる巨像の目を矢で打ち抜き、巨像を壁に激突させます。その後背中の弱点を攻撃するのですが、削りきって紋章を消すとモード移行してまた砂に潜ってしまいます。後ろ側の弱点を消えるギリギリまで削り、頭側の弱点を攻撃することで1ターン撃破が可能となります。
削る量がドンピシャでないと2つ目の弱点を刺し終えた際に体力がわずかに残り、逃げられてしましまいます。
追いかけられながらの戦い、更にはゲームオーバー時の顔ドアップといった要素によりトラウマとなったプレイヤーは数知れず
第十一の巨像 Celosia(セロシア)戦
弱点:背中
攻撃回数:MAX溜め2回
めちゃウマライン:35秒以内
癒しの巨像2体目。
本来なら燭台から出てきた松明に火を付け、巨像を後ずさりさせて崖に落とすのですが、逆にワンダを崖淵に立たせ、一度松明を落として再度拾っている合間に巨像を突進させることにより、巨像をスピーディーに落下させることが可能です。絵面がかなり間抜け
あとは巨像の鎧が剥がれて攻撃可能になるので背中に飛び乗って刺してフィニッシュ。ね?簡単でしょ?
第十二の巨像 Pelagia(ペラギア)戦
弱点:腹
攻撃回数:MAX溜め3回+8割
めちゃウマライン:55秒以内
今回のRTAにおけるクソ巨像その2。
この巨像は1ターンキルが非常に困難です。絶対この巨像が好きなRTA走者は居ない。おまえは嫌われている。
まずは弓矢で巨像を2回射ち、その後足場ギリギリでジャンプして巨像の顔に掴まります。この時点でそれなりに難易度は高め。
その後巨像頭部の歯?を攻撃して台座へ誘導、台座に乗り上げた巨像の腹に飛び乗り攻撃を開始します。
1ターンキルを狙うには攻撃時の溜めをMAX+8割(体力半分手前)+MAX+MAXの順で行うのですが、8割の範囲がシビアで1ターンキルが高難易度な要因となっています。
1ターンキル成功したら運営さんクリップ!クリップ!
※ちなみに巨像の放った雷撃が着水したタイミングでポーズを掛けると、稀にゲームが強制終了します。
ほんとこの巨像ゆるさない
第十三の巨像 Phalanx(ファランクス)戦
弱点:背中(3つ)
攻撃回数:各MAX溜め1回+8割
めちゃウマライン:1分30秒以内
まずは巨像の浮き袋3つを矢で撃って巨像を下までおろします。
上手く羽根に掴まって上り背中の弱点を攻撃するのですが、コイツも弱点を削り切るとモード移行するタイプの巨像で、上手く消すギリギリで調整してダメージを与えなければなりません。1個目の弱点でミスした場合はモード移行しますが、2つ目の弱点でミスした場合はモード移行までにギリギリ間に合う可能性もあります。
コイツ、ただ優雅に空飛んでるだけなのになぁ・・・
第十四の巨像 Cenobia(セノビア)戦
弱点:背中
攻撃回数:MAX溜め5回
めちゃウマライン:1分30秒以内
正規ルートなら巨像が突進して倒した柱を伝ってワンダも移動していくのですが、バグ技を手に入れたワンダは謎のスーパージャンプで前半のギミックを無視して進むことが出来ます。
ワンダは小さな段差程度なら歩いて乗り越えられるのですが、その段差を乗り越えた瞬間にジャンプする事により、ジャンプ時の慣性がえらいことになり常人を超えた垂直ジャンプが可能となります。
スーパージャンプで柱を登ったあとは巨像に柱を倒させ、イベントムービーを再生させます。このムービー中もワンダは動けるのでタイミングよくジャンプして向こうの建物へ登ります。あとは建物の柱に突進させてイベント発生、巨像の鎧が剥がれるので背中を攻撃して撃破となります。
第十五の巨像 Argus(アーガス)戦
弱点:頭、掌
攻撃回数:頭→MAX溜め3回
掌→MAX溜め1回
めちゃウマライン:50秒以内
掌の弱点は通常なら剣を落としてから攻撃するのですが、実は落とさなくても無理やり刺すことが可能です。
開幕踏みつけを誘発し、右足を登って掌へ飛び乗ります。掌の掴まれる範囲が狭いため、ワンダの吸着力に期待しましょう。
掌を攻撃後、安定ルートを取る場合は一度降りて右足踏みつけを再び誘発します。定位置を掴んだのちに巨像が歩き出すので、タイミングを合わせて慣性を上乗せして大ジャンプ。ビジュアル的に1番意味のわからないジャンプだと思います。
細かい話をすると、足に掴まったままではワンダが揺さぶられるのでジャンプを挟むことで揺さぶられるタイミングを回避しています。
あとは頭を攻撃して終了です。
第十六の巨像 Malus(マルス)戦
弱点:頭
攻撃回数:頭→MAX溜め5回
めちゃウマライン:2分以内
巨像はこちらに対して正確無比な精度で光弾を飛ばしてきますが、
1:着弾位置はワンダの足元やや手前
2:光弾自体に当たり判定は無く、着弾時の爆発が当たり判定
3:段差に着弾させれば防ぐことが可能
といった性質があります。それを踏まえて特定のルートをたどることで地下を通ることなく巨像の足元にたどり着くことができます。既プレイヤーほど度肝を抜かされる動きでしょう。
足元まで移動してイベントムービー再生後、特定の位置まで進み肩の小弱点を矢で撃つと手を下げてきてくれます。そのまま左手に掴まり慣性を駆使して肩までフワッとジャンプします。
あとは頭まで移動して好きにザクザク刺しちゃいましょう。安置を掴めば一方的に攻撃が行なえますが、頭を前に下げたタイミングで刺してしまうと安置が解除されて揺さぶられるので注意が必要です。
解説は以上となります。お疲れ様でした。
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