最近わかったことがある。 「すごーい」より「ありがとう」のほうが大事だ、ということである。 「(すごーい)<(ありがとう)」ということだ。 みんなができる事ができない。みんなが好きな物が好きになれない。自分が好きな物は誰も好きじゃない。劣等感を感じる。そのせいで孤独で、自分のことが好きになれない。 このような幼少期を過ごした私は、状況を打破するために「すごーい」を手に入れることでサバイブを試みてきた。 隣のやつができない事をできるようになる。このクラスで自分しか出来ない事
2000年前後の時期に毎日のように聞いていた音楽があって、それはドイツのケルンを本拠地にする電子音楽のレーベル「SONIG(ソニグ)」の音楽だ。当時はCDの時代だったからタワーレコードやらヴァージンメガストアやらHMVやら、そういったCD屋さんが街ごとにあって、そこで音楽を買い求める事が当たり前だったんだけど、無くて。ソニグみたいな音楽のCDが全然なくて。「J-POP」とか「R&B」みたいな感じで特定のジャンルコーナーも無くて。結局見つけたのは渋谷のタワーレコードの「ニューエ
5時だ。おはようございます。盆も過ぎて夏は終わるかと思いきやまだまだ暑い。こんな早朝でも暑い。寝苦しい夜を超えたのに暑い。 異常気象だとか地球温暖化だとか、逆に氷河期が来るからアレだとか、地軸が傾いてるとか、いや傾いているのはお前の背骨のほうだとか、アマゾンの植物が日本の河川で繁殖中だとか、そのアマゾンは大規模な山火事だとか、そうこうしている間にアマゾンプライムの料金が値上げするとかしないとか。まあ、とにかく外野がうるせえなと。 お盆が終わったら、24時間テレビを横目に全然進
10日ぶりの更新である。日記としてはかろうじてほぼ毎日一ヵ月ほど更新してきたが、力尽きた。毎日の習慣としては失敗だ。しかし、失敗は成功のなんとやらである。夏の盛りも過ぎたので再開しようと思う。 再開の機に、このnoteのタイトルも少し変えた。これまでは「イーゴン」という名前だけの記載であったが、この度「イーゴンの泥棒日記」に変更した。これに特に意味はないが、仕切り直しのために改題してリフレッシュしようという、それだけの理由だ。ちなみにこの「泥棒日記」というイカしたタイトルは、
今から6、7年前に読んだブロックチェーン特集号のWIREDで、私は仮想通貨やブロックチェーンのなんたるかを初めて知った。驚いた。いまその界隈はWEB3(ウェブスリー)という呼ばれ方をしているようだ。 今から10年ほど前に住んでた借家は、大家さんの家の隣だった。なので家賃は手渡し。毎月月末になるとピンポーンと大家さんを訪ねていた。 大家さんは、私の親と同じくらいの年齢のご夫婦だった。私と同い年の娘さんがいた。 ある時、家賃を渡しに行くと、大家さんの奥さんが、この近所に老舗の和
迂闊にも夜9時に寝てしまった。 畳の上に寝転び、blenderのチュートリアル動画を見始めたら秒でおやすみなさいである。 そして、長くは寝られない。深夜1時に目が覚めた。こうなるともうどうしようもない。起きているしかない。 深夜にひとり起きていると、窓からピーターパンが来るイメージが昔からある。 ピーターパンは自分の影を探してやってくるのである。 「ピーターパン」って「ピーター・パン」なのだろうか?ファーストネームがピーターで合っているのだろうか。ふつうはそうだろう。 「ピ
自作の絵などの画像にそれっぽいハッシュタグなどを付けてSNSにポストすると、海外の、それっぽい人からDMやコメントをいただく事がある。 "good!"とか"Awesome!"とか、そういうやつだ。こういった気軽な反応が嬉しい。たまたま通り掛かりで「おー、すげーじゃん。写真撮っていい?」みたいなラフな感じが好きだ。 今日も英語圏の方から「あなたのアートは独創的で素晴らしい。NFTなら5イーサリアムで買いたいのだが、興味があったら連絡してくれよな。」というメッセージがあった。
久々に作業中に寝落ち。風呂も入っていない。昨日の続きのような状態で、パソコンデスクで目を覚ます。よく寝た。 今回の寝落ちの原因は明らかである。「マニュアル」である。「チュートリアル」である。 私は昔から説明書を読み始めると数分で寝てしまう。多分5分以内だ。なので、寝てしまうその数分間に全てを理解しなければいけない。 YouTubeなどに上がってるチュートリアル動画も同じだ。3分くらいで寝てしまう。だめだ。何度再生しても最後まで観れない動画がたくさんある。 それでも昨日チャレ
なにか習慣を身につけよう、という事で始めたこのnoteの日記ですが、やや、面倒になってきた。まあそんなもんだろう。面倒くさいに、決まっている。 面倒くさいの向こう側に「無意識の習慣」があるのだから、いよいよ正念場である。面倒くさくても何か書く。何を書けば良いのか。「面倒くさいぞ」ということを書くしかない。 誰に頼まれたわけでもないのに、俺は一体何をしているのだろう。勝手にやって、勝手に面倒くさがっている。面倒マッチポンプである。 面倒化している理由は、まずこの作業に慣れて
我が人生における名作ドラマ オール・タイム・ベスト5位圏内に10年以上ランクインし続けており、そろそろ殿堂に入れたい傑作「それでも、生きてゆく」、2011年フジテレビ木曜劇場、坂元裕二書きおろし脚本。今週はこれをまた観ている。何度目の鑑賞になるのかもうわからないくらい観ているのだが、毎回発見があったり、感じ入るところが違ったりする。 このドラマは、ある少年が友だちの妹を殺害して湖に遺棄するという猟奇的殺人事件から15年後、加害者家族と被害者家族がどう生きてきて、これからどう
最近ラジオかなんかで聞こえてきて気になった事がある。樹木希林の事だ。 「不動産の賃貸収入などの安定した不労所得があるから、私は納得した演技をすることができる。」 と、樹木希林が言ってた、という感じの情報だ。 これはなんだか凄いことだ、と思った。 要するに「生活の命綱」を十分な強さで確保しているからこそ、自分のやりたい事が自由にできる。こだわりを追求する事ができる。と言う事だ。 もし仮に。樹木希林に不動産所得がなかったら、日本映画のクオリティは今よりも数パーセント、程度が
「頬杖」の絵を描き始めたのは3年前。 自分のSNSのプロフィール画像用に、何かちょうどいいイラストでも描こうと思って。 顔だけ描くのも味気ないので、何かのポーズをしているのがいいなと考え、色々と描いてみた記憶がある。顔と手の組み合わせだ。 口の周りに拡げた手を添えて「ヤッホー」とやまびこを叫ばんばかりのポーズや、遠くを見る時におでこにちょっとした屋根みたいに手を添えるポーズ。テイトウワみたいに親指と人差し指で「L」の字を作って顎にあてるポーズなど、さまざまなフォームを作って
3DCGモデリングを趣味で始めたのだが、作業中にリアリティを追求する雰囲気になると、妙な気分になる。意味あんのか?と。 写実を求めた18世紀までの画家がカメラと写真に出会い印象派やキュビズムに駒を進め、アフリカのソウルがバッハとピアノと出会ってジャズやビートルズを生んだ。その後も振り子のように、人間はテクノロジーを模倣して進化し、それをまた自動化し、模倣し、自動化し、模倣し、を繰り返している。で、人工知能とか出てきちゃってる昨日今日。 写実から離れることで結実した印象派やキ
ふと「ロングバケーション」が観たくなって、FODプレミアムの利用を再開した。ロンバケは第一話が面白い。白無垢の花嫁が猛ダッシュしてくるシーンから始まる。そこからその花嫁がキムタクのアパートの部屋に押し入って、結構長い時間コントが続くのだ。ドリフ大爆笑の観客の笑い声がところどころ差し込まれてもきっと馴染むはずだ。今日見ても面白かった。 FODは「フジテレビオンデマンド」の略だ。古くは60年代のドラマとかバラエティーとかも観られる。フジテレビがエンタメの王様だったあの頃のコンテ
猛暑である。昼間はめちゃくちゃ暑い。でも仕方ない、夏だし。 涼を得るための工夫は様々あるが、ここはやはり「怪談」のような怖い系が夏の風物詩なのかなと。 ホラー映画が得意ではないので、ひとりで好んで観たりはしないのだが、夏休みの子供と一緒になにか観てみようかなと思っている。 稲川淳二の階段ライブのチケット代は「4771円(シナナイ)」で毎年お馴染みだったが、今年の価格を調べたらちょっと値上げされてて、語呂も良くなかった。 今年はエアコン効いた自宅から出ずに、怖いホラーゲー
私は物心がつく頃から、ものづくりの事を考えない日は、おそらく無かったと思う。 と言うと、さぞストイックにクリエイション道と向き合い続け、他の追随を許さないレベルの業績を積み重ねてきたかのように聞こえるだろうか。 ものづくりの事を考えない日はなかった、というのは実感として本当だ。本当だから仕方ない。 ただ、さしてストイックではないし、これといって高尚な業績も無い。ただただ毎日考えているというだけである。考えている時間と作っている時間を比べると、9:1で考えているほうが割合とし