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南の島で南早紀さんに告白して振られた(というイベントの)お話

一応先に書いておきますが、そういう趣旨のイベントに参加したという意味です。ただ、このイベントが私の人生において大きな転機になったのも確かで、忘れないうちに文章に残そうと思い、筆を取りました。例によって南さんへの思いを書き殴った駄文でしかありませんが、お読みいただけると幸いです。
※本題だけ読みたい方は、以下の目次の『3.人生初めての告白で盛大に振られた話』に飛んでください。


1.そもそも『告白して振られるイベント』って何よ

事の発端は毎週水曜日の18時から20時に『MetaMe』というメタバース空間で行われている生配信『らいぶら』で発表されたイベントです。1週間で曜日ごとに違いパーソナリティが生配信をしていて、水曜日は声優の南早紀さんと、千葉県ご当地アイドルVTuberとして活躍中の『戸定梨香』さん、そして曜日共通で出演されている『カミナリコゾウ』さんが担当されています。

この『らいぶら』が主導で南さんのソロイベント『南の島』が行われることになり、そのコーナーの中に『南さんに告白して振られる』というコーナーがあったわけです。コンセプト的には『南の島の開放感に当てられて南さんへの恋心が燃え上がり、南さんに告白する』という説明だった気がします。100%振られるんですけどね。

このお話、生配信中に初めて知ったらしく、当初は南さんも戸惑っていましたが、内容を理解していくうちにだんだん乗り気になってきて、直前には『私を口説き落とすつもりで来て欲しい』とまで仰っていました。ええ、そんなことを言われたら、私は本気を出さざるを得ないわけです。100%振られるとしても、少しでも南さんに喜んでほしいので、振られることを頭から消し、人生で最初で最後のプロポーズのつもりで全力で南さんに告白すると決意しました。
ちなみにこのほかにも『ファンと一緒に唐揚げを食べる』という南さんの長年の夢も叶っていて、南さんにとってもファンにとっても凄く幸せなイベントだったことを先に記しておきます。しかもその唐揚げというのが、南さんが大分に帰郷したら必ず食べるという『からあげすずや』さんの唐揚げなので、南さんの喜びもひとしおだと思います。
今回初めて食べましたが、本当に美味しい唐揚げでした。通販もやっているので、ぜひお試しください。

2.『南の島』がどれだけ楽しいイベントだったか

本題の前に『南の島』がどれだけ楽しいイベントだったかを書かせてください。タイトルは『南の島』となっていますが、開催場所は『docomo R&D OPEN LAB ODAIBA』という場所で行われました。開放的な印象のある貸会議室のような場所で、過去にも企業向けのイベントなどが行われていたようです。ここで唐揚げを食べたり告白して振られたりしたんです。信じられないでしょう?

イベント開始と同時に現れたのは、釣り人風の姿をした男性。多分参加者の9割は『誰だこいつ』と思ったとおもうのですが、私ととあるもう1人は『細かすぎて伝わらない選手権』を思い出したと思います。あの番組で『バスプロシリーズ』などジャンルが細かすぎてわからないモノマネを行っていた芸人さんの『くじら』さんだったんです。ちなみに今は恋愛相談所の運営などもされているそうで、今日は告白して振られるコーナーがあることから、振られた後にアドバイスをしてくれる役として来てくださいました。

そんなくじらさんが場を温めた後に登場する南さん。サイトのキービジュアルのお姿そのままに登場して場を沸かせました。そしてくじらさんをいじり倒してさらに場を沸かせました。芸人いじりに慣れてるなぁ!
くじらさんの恋愛相談コーナーで雰囲気を盛り上げたところでいよいよ告白コーナーとなったわけですが、これについては次の項で記載するので一旦飛ばします。

その次に呼ばれたゲストさんは、なんと声優の『難波圭一』さん。きまぐれオレンジロードの小松整司、聖闘士星矢のアフロディーテなど、数々の名キャラクターを演じてきた大御所中の大御所さんです。なぜ難波さんだったのかというと、このパートのゲストさんは『ある一点で南さんと関わりがあるけど、あまり接点がない人』という縛りがあり、じゃあどこに南さんと関わりがあったかというと、タッチの上杉和也を演じていたという点からだったんです。そうです『浅倉南』です。「南違いかよ!」って大笑いしました。
衣装を変えて、セーラー服風の可愛らしい姿で登場した南さんは、難波さんの気さくな人柄と声優としての真面目な姿勢に大変感銘を受けたのか、この時の南さんは緊張、憧れ、興奮といった感情で胸がいっぱいだったようで、凄くテンションが高かったです。難波さんのお話自体も興味深いものばかりで、南さんの幸せそうな様子と、難波さんのお話の楽しさで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

ちなみにイベント開始からイベント終了まで、ドリンクとお酒、唐揚げはいつ食べても良いという状態で、客側はもちろん、南さん、くじらさん、難波さんは遠慮なくそれらに舌鼓を打っていました。さらには感想もハッシュタグ『#MetaMe南の島』にガンガン投稿してほしいということで、演者さんさえ写っていなければ写真も撮り放題という自由さでした。その自由さが本当に心地よくて、きっと参加者はみんな、最初から最後までずっと楽しい気持ちでいられましたと思います。最後にはサイン入りポスターをかけたじゃんけん大会や、『#MetaMe南の島』がトレンド入りした記念に現地参加者のみに配布される、南さんも含めた集合写真まで撮ってもらえたんです。しかもサイン入りポスターの南さんの回で見事に勝ち残り、南さんからポスターを手渡ししてもらえるというとんでもないご褒美までいただけて、本当に幸せな一日となりました。

しかし私は、そんな楽しいイベントの中、告白が終わるまで9割『緊張』状態でした。本当に生きた心地がしなかったです……

では、次の項から本題に入ります。

3.人生初めての告白で盛大に振られた話

くじらさんの恋愛相談のあと、いよいよ南さんへの告白する時間となりました。参加人数の上限は5人。その中に入るために、お腹から声を出すように『はい!』と叫びながら手を挙げました。おそらくその時点で手を挙げていたのは20人前後ほどだったと思います。何とかして選ばれたいとアピールを続けましたが、それがいけなかったらしく、参加者を選んでいたくじらさんから『ごめんなさい!』されて、選ばれずに終わってしまいました。この時、これまで感じたことがないレベルの絶望感に襲われましたが、それを表に出すわけにもいかないですし、選ばれた人たちを応援したい気持ちもあったので、必死に気持ちを立て直して応援しました。

参加者全員が無事?に振られて、参加者からくじらさんへ質問するコーナーとなりました。この時、

・思った以上に時間が余っていた
・最後に告白した人が雰囲気をお笑い方面に傾けてくれていたこと
・参加者を選ぶときに私がくじらさんに『ごめんなさい』されたこと
・質問者を募集したときに誰も手を挙げなかったこと

これらの条件が揃った瞬間に私の頭に電流が走ったわけです。『今この時にくじらさんになぜ選ばれなかったかを質問すれば、延長戦に入れるのではないか』と。
普段の私なら絶対にやらない積極性です。どんだけ南さんのことが好きなんだよ。そして私にしては珍しく狙い通りにことが運び、ついに南さんに告白することとなりました。

ただこの時、ちょっと攻撃的な態度になってしまったのは本当に反省しています。くじらさん、本当に申し訳ありませんでした。

そして告白の時。あの時のことは今もハッキリ思い出せます。

・ただでさえ綺麗な南さんが、あの瞬間、これまでと比較にならないぐらい綺麗に見えた
・綺麗なだけでなく、仕草の一つ一つがとんでもなく可愛かった
・本当に心臓が破裂するんじゃないかと思うほどドキドキして、事前に考えていた言葉も全て吹っ飛んでいた
・せめて真っ直ぐにこちらを見る南さんから目を逸らさないようにして、いつも想っていることを真っ直ぐに言葉にして伝えた
・私の言葉一つ一つを私の目を見てしっかり聞いてくれて、頷いてくれたり、『うん』『ありがとう』と返事をしてくれた
・『今の私にできることは微々たるもの』と伝えたら、何度も首を横に振ってくれて、泣きそうになるのを必死に耐えた

本当に夢のような時間でした。あの瞬間だけは南さんが私だけを見てくれたんですから。伝えたいことを全て伝え、真っ直ぐに南さんへ手を差し出し、けれど目だけは逸らすまいと南さんの目を見続けて。

そして南さんは私に一言、

『ごめんなさい』

そう告げてくれました。私の一世一代の告白は、ここで終わりを告げました。

しばらくは凄くふわふわした気持ちでした。告白できたこと。振られたこと。それでも南さんが優しくこちらを見てくれていたこと。これから先のこと。いろんなことが頭に浮かんでいました。そして、くじらさんからいただいたアドバイスは『もっとフランクに行け』というもの。確かに私は砕けた態度が取れないというか、南さんを絶対の存在と見てしまっていました。それでは距離や壁を感じてしまうということでしょうか。頂いたアドバイスや『真剣さが凄く伝わった』という南さんからの告白についての感想、今後の南さんとの接し方を考えながら席に戻りました。幸いなことに振られたことに対する辛さはあまり無く、達成感と今後のための反省ばかりが頭に浮かびました。私も本当に前向きになったなぁ……

4.最後に

推しに告白できたり、一緒に唐揚げを食べたり、ゲストさんを巻き込んで自由に大暴れしたりと、南さんとこの環境でなければ絶対に実現しなかったと思います。そしてそれが本当に楽しくて、終わった後の満足感は他に類を見ないものでした。
今回はお試しという意味もあったので、第二回があるかどうかは、今回の評判にかかっているとのことです。もしこれを読んでいる方で『南の島』に参加している人がいたら、ぜひらいぶら宛のメールやXのハッシュタグ『#らいぶら』『#MetaMe南の島』に感想を書いてあげてください。少なくとも私は、第2回の開催を心から望みます。

以上、ここまでお読みくださって、ありがとうございました。

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