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藤擬


藤擬 (フジモドキ)


アオイ目、ジンチョウゲ科、ジンチョウゲ属


中国原産の薬用植物で、日本へは江戸時代の
初期に鑑賞目的に渡来してきた。


写真は夕刻の日が沈む前に撮影したが、その
藤色の花がとても幻想的で吸い込まれる様な
魅力をもつものである。フジモドキの名称は
藤色の花の色からついたものである。


その花には薬効成分が含まれており、利尿、
去痰、鎮咳、腰痛、疥癬、腹水、喘息、等
に用いられるものだが、その毒性が非常に
強いとされる。


この植物はジンチョウゲ属に分類されており
毒成分はゲンカニン、ヒドロキシゲンカニン
があり、この花を食べると呼吸困難に陥って
死に至るという危険なものなので植える際に
注意が必要となる。


日本国内にある危険植物のひとつとして上位
に位置する程の毒草に数えられているもので
トリカブト、ハシリドコロ、ドクニンジン、
チョウセンアサガオ、キョウチクトウ、など
と並ぶものである。


チョウジザクラの名がつくが、サクラの品種
とは全くの別物である。




和名 藤擬 (フジモドキ)
   丁子桜 (チョウジザクラ)
洋名 ライラック ダフネ
   (LILAC DAPHNE)
学名 ダフネ ゲンカ
   (DAPHNE GENKWA)
分類 アオイ目、ジンチョウゲ科、
   ジンチョウゲ属、フジモドキ種
種類 落葉低木
草丈 1m
開花 3〜4月
花色 藤色
花径 10mm
薬名 芫花 (ゲンカ)
薬効 利尿、去痰、鎮咳作用、心臓性喘息、 
   腰痛、疥癬、腹水、胸水、喘息
毒物 ゲンカニン、ヒドロキシゲンカニン
症状 呼吸困難、致死
原産 中国
渡来 江戸時代初期(鑑賞目的)
言葉 幸せ
   希望
   維持
撮影 京都府立植物園 海外渡来植物ゾーン

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