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大島窓蛍


大島窓蛍 (オオシママドボタル)


コウチュウ目、ホタル科、マドボタル属

マドボタルの一味

この個体は、沖縄本島にあるガンガラーの谷と
いう鍾乳洞の周辺のクワズイモの群生地で偶然
に見つけて、写真撮影したものとなる。


このマドボタルの成虫は前胸部の端部が頭部を
覆う様に薄く伸びる。そこにある透明部分を窓
に見立てて、マドボタルと呼ぶ。


沖縄本島に生息するオキナワマドホタルは本州
のホタルと似た外観をしているのだが、ここで
見つけたマドボタルはオオシママドボタルだと
判明したのである。


そのオオシママドボタルの生息する八重山諸島
とは沖縄本島から南西に400~500km離れた
ところにあり、石垣島を始め、竹富島、小浜島、
西表島、鳩間島、与那国島、黒島など、12の
離島からなるものである。


こんな距離をこのオオシママドボタルはどの様
に渡ってきたのだろうか、ミステリーである。


マドボタルの琉球列島に生息する分布内容は
★ オオシママドボタル 八重山諸島
★ ミヤコマドボタル 宮古島
★ オキナワマドボタル 沖縄島
★ サキシママドボタル 石垣島、西表島

幼虫は陸生で、夜間にカタツムリ類を襲う
よってカタツムリがいてのマドボタルとなる。

メスは、成虫になった時に頭部はオス同様に
カタチが変わるも、胴部は幼虫のままであり
飛ぶことができない。この為、光でオスを
誘引し飛んできたオスとの間で交尾を果たす。


このメスの造形は虫嫌いの女性にはトラウマ
になりかねない形状をしているのである。


本州にいるホタルとは、色んな意味で独自の
生態を持っている。



和名 大島窓蛍
   (オオシママドボタル)
洋名 オオシママドボタル
   (OHSIMA MADO BOTARU)
学名 ピロコエリア
   (PYROCOELIA)
分類 コウチュウ目、ホタル科、マドボタル属
種類 マドボタルの一味
撮影 沖縄本島、ガンガーラの谷

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