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猩々草


和名 猩々草 (ショウジョウソウ)
   草猩々 (クサショウジョウ)
洋名 ファイア オン ザ マウンテン
   (FIRE-ON-THE-MOUNTAIN)
学名 ユーフォルビア ヘターフィラ
   (EUPHORBIA HETERPHYLLA)
分類 キントラノオ目、トウダイグサ科、
   トウダイグサ属
種類 多年生草本
草丈 30〜90cm
開花 春〜秋
花径 25mm
原産 合衆国中部〜アルゼンチン
渡来 明治時代
言葉 良い仲間
   祝福
   希望
撮影 勧修寺(カジュウジ)、大阪市内
解説 葉の緑色の一部に朱色が入った植物。   
   侵襲性質はなく、人の手で植えぬ限り
   自力で範囲拡大する能力はない植物。
   花が咲いてなくとも鑑賞性は高い。





この植物の名の猩々(ショウジョウ)とは
古代中国の架空生物の名で、日本の神能の
演目にも出てきては真っ赤な髪を振り乱す
あの妖怪の物語で、神能の中でも人気ある
演目となっている。




中国の昔話の中では、この妖怪が出てきて
山中を単身で旅して歩く女性ばかりを襲い
自身の子を女性達に孕ませてしまうという
怖い物語がある。


朱に交われば赤くなる。
まさにこの言葉を表すのは実はこの昔話が
由来の本なのかも知れない。内容が内容な
だけに直接的表現を控えたのかも知れない。


日本語のこの諺の解釈とは、関わる相手に
よって善にも悪にも転ぶ、という解釈の
説明となっているが、そこに交わるの文字
を使うのは私は極端だなとは思っていた、
この昔話からならこの言葉も合点がいく。


さて、この植物に話を戻すと、クリスマス
に飾るポインセチアという植物があるのだが
同じユーフォルビア、トウダイグサの分類と
なっている。


花に近い部分の葉だけが赤く色付く。
もしかしたら、このショウジョウソウこそ
ポインセチアの原型なのかも知れない。

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