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HELMET FLOWER


ヘルメットフラワー (HELMET FLOWER)


キンポウゲ目、キンポウゲ科、トリカブト属
多年生植物。

鳥兜(トリカブト) 植物界最強の猛毒植物。


日本国内では保健金殺人事件等で、この毒が
使われたことから一躍、有名になった植物。
その毒の力は、ヒグマをも倒すとも言われる。
トリカブトに含まれるアルカロイド系毒には
フグ毒に匹敵する毒性とも言われるほど強く、
植物界ナンバーワンの毒と言われるもの。


この葉っぱ、三枚食べたなら一般の成人男性
も女性も確実にあの世行きが確定となる植物。
六甲高山植物園にてネイチャーガイドの若い
女性がとても嬉しそうにこの毒草の致死量に
ついての説明をしてくれた。

しかし、辺り一面がこの鳥兜が覆い茂ってて
まるで麦畑の麦穂を眺めるほどに猛毒の鳥兜
の花たちが撓わ(タワワ)に成っている。


他の植物園などは猛毒植物とか、こんな風に
誰でも簡単に手が届く様な場所には置いては
いないのだが、この六甲高山植物園は違う。
それが逆に魅力的である。普段は中々お目に
掛かる事が出来ない猛毒植物をこんなにも
間近で楽しめる(w)場などは他にはない。


この葉を見ながら、私が気が触れてこの三枚
をムシャムシャやれば、即、死んでしまうの
だなと考えると、それはそれで面白い。


トリカブトは全草、花、葉、茎、根とどれもが
猛毒であり、傷を負った手でこの植物に触れた
だけで患部は痺れ始める。この植物の葉を刻み
乾燥した粉が微量、鼻腔に入ればたちまち気分
が悪くなる。前述通りヒグマを倒す猛毒である。


以前にもマッドハニーの説明をしたが、これを
ミツバチが集めたハチミツは口にすればその毒
で我々は死に至る。これをマッドハニーといい
養蜂場はこのトリカブトが周辺に咲いてないか
注意が必要となる。


せっかくなので、花の写真も載せとこう。昨年
に撮影した写真である。タイトルのヘルメット
フラワーの意味が見たら分かると思う。

美しいのだが、一切触れてはならない。


和名 鳥兜 (トリカブト)
洋名 モンクス フード
   (MONKS HOOD)
   ヘルメット フラワー
   (HELMET FLOWER)
学名 アコニタム ジャポニカム
   (ACONITUM JAPONICUM)
分類 キンポウゲ目、キンポウゲ科、
   トリカブト属、ヤマトリカブト種
種類 多年生草本
   致死性猛毒植物
草丈 60〜90cm
開花 8〜11月
花色 紫
花寸 25mm
毒性 アコニチン、メスアコニチン
   (アルカロイド系)
症状 手足麻痺、嘔吐、腹痛、下痢、不整脈、
   血圧低下、痙攣、呼吸不全、致死
原産 日本
言葉 騎士道
   栄光
撮影 六甲高山植物園

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