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裏白


裏白 (ウラジロ)



羊歯(シダ)網に属する胞子植物であり、
その葉の並びがとても美しいものとなる。


シダの仲間の為、胞子により範囲拡大を図る
植物であるが、ソーラス(胞子嚢)を7月頭
につけると同月中に胞子を全てばら撒く。



シダ類の裏側は決して綺麗ではないものだが
このウラジロは7月を除けば裏側を見ても
真っ白で美しい。この事からウラジロの名で
呼ばれると同時に、正月の鏡餅の飾りとして
の蜜柑の台座に使われる吉祥植物。


これは裏の白が清廉潔白の意味にもなるのと
同時に、葉の開く120度の角度が黄金比率
を表しているからである。この植物は園芸の
プロでも手懐けるのは非常に困難な植物だと
されている。



また、このウラジロには夫婦が仲良く年齢を
重ねていきますようにとの縁起を担いでいる
事から正月に飾られるものでもある。


これは葉が長く伸びる様子から穂長(ホナガ)
の別称もあり、正月飾りにてその葉先が均等
に伸びる様は夫婦ともに優劣がなく健やかに
過ごし、またお互いの髪が白くなれど長くを
共に過ごしていく事を表し、また常緑であり
これは家系がいつまでも廃れることなく繁栄
していく事を祈願するものゆえ正月の飾りに
今も使われるものである。


実際にシダ類の歴史は、恐竜時代にまで遡る
ものであり、現存する古代植物なのである。



正月飾りとして使用される際には裏側の白を
表面にして使うのが正規ともされている。



■ 清廉潔白 (裏白)
■ 夫婦和合 (左右対称、裏白)
■ 家庭円満 (八字、末広、穂長)
■ 子孫繁栄 (常緑、穂長、多葉)

*鏡餅の画像はネットからお借りした、感謝。



和名 裏白 (ウラジロ)
   穂長 (ホナガ)
   大羊歯 (オオシダ)
   山草 (ヤマクサ)
   諸向 (モロムキ)
   鳳尾草(ホウビソウ)
洋名 ウラジロ (URAJIRO)
   ホナガ (HONAGA)
学名 グレイチェニア ジャポニカ
   (GLEICHENIA JAPONICA)
分類 シダ網、ウラジロ科、ウラジロ属
種類 羊歯類植物
   胞子植物
草丈 2m
開花 なし (胞子植物のため)
花色 なし (胞子植物のため)
原産 日本(中部エリア以南の低山に自生)
言葉 無限
撮影 高野山

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