NEPENTHES ETOCETORA

ネペンテス エトセトラ
NEPENTHES ETOCETORA


東南アジアの熱帯雨林の広範囲を原産とする
ナデシコ目、ウツボカズラ科、ネペンテス属
の食虫植物である。


葉の先から蔓が伸びて、その先に壺状の袋を
作る『落とし穴型』の食虫植物となる。その
妖怪じみた形状から、男の子たちから根強い
人気を持つものであり、２位のものとなる。

１位は、蝿取草（ハエトリソウ）。その理由
はトラップ発動から虫捕獲までのアクション
が目で見てわかる点にある。ウツボカズラは
待伏トラップなので、その壺状トラップの中
に虫の残骸が認識できるだけなのでその点に
１位と２位との差が生じている。


ウツボカズラの仲間たちは、袋状トラップに
消化液を含んだ水を溜めており、虫がくるの
を待ち受ける。もちろん、ただ何もなく待つ
訳ではなく、袋の上部に付いた蓋の部分の裏
から甘い香りを放つ蜜を分泌させて虫を誘引
するのである。


この壺の裏蓋や上部は表面が蝋質（ロウシツ）
になっていて、ここに留まった虫はツルンと
滑り落ちて、壺内の消化液に溺れてしまって
溶解されていくのである。


その花言葉は、虫を誘い入れる為に放つ蜜の
香りを指し、『甘い罠』となっている。


ネペンテス、ここのブログでは初掲載となる
食虫植物である。袋の大型のものはネズミや
カエルを捕獲するものもあるウツボカズラ。

美しくも妖しい食虫植物ネペンテス、解禁。

和名　靭蔓 （ウツボカズラ）
洋名　トロピカル ピッチャー プラント
　　　（TROPICAL PITCHER PLANT）
　　　モンキー カップス
　　　（MONKEY CUPS）
　　　ネペンテス （NEPENTHES）
学名　ネペンテス ラフレシアナ ジャック
　　　（NEPENTHES  RAFFLESIANA
　　　　JACK）
品種　ネペンテス エトセトラ
　　　（NEPENTHES ETOCETORA）
分類　ナデシコ目、ウツボカズラ科、
　　　ネペンテス属
種類　多年生草本
　　　食虫植物
草丈　３ｍ
開花　夏
花色　赤、黄
花径　５〜１０ｍｍ
原産　東南アジアの熱帯雨林
言葉　甘い罠
　　　油断
撮影　京都府立植物園

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