地湧金蓮

地湧金蓮 （チュウキンレン）


ショウガ目、バショウ科、ムセラ属の植物


地から湧き出た金銀財宝…


地から湧き出た金の蓮、これがこの植物の名称
となった地湧金蓮（チュウキンレン）、名称は
中国名称のままの表記と同じとなっている。
単に形態が蓮の花に似ている事からつく名前で
洋名ではゴールデン ロータス バナナとなって
直訳は金色の蓮の花のバナナ。この植物の正体
はバナナの親戚関係にあるのであながち的外れ
な名ではないもの。


この金色の花の様なものは花に非ず、無限花序
という偽茎の黄色の苞の隙間に小さく咲くのが
花でありバナナと全く同じ花の付き方をする。
中国雲南省の標高２０００ｍ辺りまでも野生で
生きる植物で寒さにも強く、普通に大阪などで
庭に地植えにしても普通にぐんぐん育つ植物。


原産の雲南省では、この植物はなんと豚の餌と
なる。当たり前に身の回りにあるものなんかは
ぞんざいに扱われて何だか可哀想な気がする。


しかしながらのこの縁起良い名にそそられるも
当たり前の話、地湧金蓮 （チュウキンレン）
地から湧き出る金、銀、パール、プレゼント！
フレーズが古すぎ『何言ってるか分かんない」
宮澤さんから思いっきりボケられる可能性大。


だが、大地から金色のものがグングンと伸びて
いく様に花言葉は金運上昇の植物として縁起の
良い言葉が付き人気も高い。高さは２ｍ程だが
横にも２ｍ程までも大きく育つので、そこそこ
の庭がないと育てるのには適さない。となると
既に土地をある程度の広さを持っている地主等
が更なる金運上昇を祈願する植物となるのか！
古舘伊知郎の実況中継風な解説となった。


この植物は見るだけでポジティブな気持ちへと
導いてくれるパワーを持っている。興味と庭が
ある人は是非、植えてみるといいかもである。

金運次いでの小話をひとつ。

以前、大阪城の周りを植物写真を撮る為に少し
足場の悪いところを歩いてたら、ズコッと足が
地面にハマったのでアチャー、思いながら足を
引っこ抜くと、ポッカリと地面に穴が空いてて
中を覗いてみると瓶（カメ）みたいな物が見え
いつも肌身離さずに携帯をしている懐中電灯で
照らしながら瓶の蓋を開けたらば、大判、小判
がザクザク見えて、こいつはひと財産になると
思い、辺りをキョロキョロとしながら周りに誰
もいない事にホッとして、はてさて、こいつを
持ち出す方法をどうしたものかしらと考えてる
最中に目が覚めた。残念ながら夢だったのだが
余りにもリアルだったので正夢になるのかもと
いまだにほくそ笑んでいる次第である。これは
本当に見た夢なのであるが、こんなブログなど
での大々的にオープンにしてる時点で夢効力も
既に効果ゼロとの話もある。まあ、世の中とは
そんなもんである。あんなくまなく隅の隅まで
ずずいっと踏破され固められた地面がズゴっと
抜けることはないのだろう。でも大阪城に行く
度に、鳥や植物を追いかけて出来るだけ人気の
ない場所をズンズン歩き回る私がいるのも事実
なのである。何年も前に見た夢なのだが実際に
あるかも知れないと、大阪城に出掛ける時には
大きめのトートバッグもカバンの中にしっかり
忍ばせているのである。

『おあとがよろしいようで！』


ついでの一言。この落語でよく聞くフレーズ。
『次の演者の準備が整った様ですので、私は
ここら辺でご無礼いたします』の意味であって
自身の落語の出来不出来の後味の事ではないと
付け加え、日本の縁起植物達を下に置く。


苦労がなく、大金持ちの『クロガネモチ』
災い転じて、福と成すの『ナンテン』


コレで、『おあとがよろしいようで！』に
ちゃんと結びつくのである。

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和名　地湧金蓮 （チュウキンレン）
洋名　ゴールデン ロータス バナナ
　　　（GOLDEN LOTUS BANANA）
学名　ムセラ ラシオカルパ
　　　（MUSELLA LASIOCARPA）
分類　ショウガ目、バショウ科、ムセラ属
種類　多年生植物
草丈　１〜２ｍ
植付　１０〜１２月 （苗植）
開花　春〜夏
耐寒　ー１５℃
原産　中国、雲南省
渡来　西暦２０００年　（淡路花博）
言葉　幸福を招く
備考　バナナの仲間
撮影　咲くやこの花館
　　　服部緑地公園
　　　服部緑地都市緑化公園

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苦労なく金持ちになると言われる『黒鉄黐』

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難を転じて福と成す『南天』

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