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虫引虻


和名 虫引虻 (ムシヒキアブ)
洋名 ロバーフライ (ROBBER FLY)
学名 アシリダエ (ASILIDAE)
分類 ハエ目、ムシヒキアブ科
種類 肉食系昆虫
体長 20〜30mm
時期 4〜9月




アブとは、ハエが進化した昆虫類である。



ハエは舐める為の口を持っているものだが
アブはその口吻が進化しバリエーションが
増えて、刺す、切る、吸う、噛み砕く、と
そのアブ自体の食性により多種多種な機能
を付加させた口吻を持っている。



今回紹介するこの虫引虻 (ムシヒキアブ)
は、飛来してる虫類を上部から襲いかかり
獲物を背後から羽交締めにして頭部と胸部
の間に牙を打ち込み、麻痺液の注入をして
動けなくなった獲物を時間をかけて、体液
を吸う。



自分より小型の虫なら何にでも襲いかかり
小型の甲虫類、ハエ、アブ、ハチ、バッタ
などがメインターゲットとなっている。
交尾時期以外なら、仲間のオスメス同士も
共食いをする。





このワンランク上の塩屋虻 (シオヤアブ)
はさらに獰猛で、カマキリ、スズメバチ、
そこそこのコガネムシも捕食をする上に、
我々人間にも襲いかかってくる。



スズメバチに襲われたら、私はとにかく
逃げ回るが、アブ類なら毒を打ち込まれた
とて、致死には至らない。
ゆえに襲われたのなら私は反撃に出る。
基本、私は自然界の生き物は殺生しない。
だが、自分に対して牙を剥き襲いかかって
くるものなら一切の手加減、容赦はしない。
シオヤアブ、アカメウシアブは、かつて襲撃
を受けた経験がある虫なので私の抹殺対象に
エントリーされている虫なのだ。因みにこの
ムシヒキアブが人を襲うことはほぼない。





だからこのムシヒキアブの写真はドアップで
撮影できた訳である。

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