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四十雀


四十雀 (シジュウカラ)


スズメ科、シジュウカラ属の鳥類。


日本を含む東アジア、ロシア極東に分布。
大きさはスズメと同じ程度の小鳥である。


この鳥の特徴は頬が白い事と、その胸元には
ネクタイ柄が黒くある点となる。オスの場合
はこのネクタイ柄が太いこと、そしてその柄
は途切れる事なく続いている。メスにもこの
ネクタイ柄が入るものの、オスのより細い。


基本的には虫類を捕まえて食べるが、梅や桜
の季節はこれらの花を啄ばむ。嘴が雀のそれ
と似た形状をしており、花蜜を吸う形状では
ない事から、子房に嘴で穴を開けて蜜を吸う
スタイルとなるのだが、大概は花がポトリと
落ちるケースが多々ある。蜜も取り損ねる上
受粉活動の手助けにもならないこれら雀類の
行為は花からすれば、ただただ迷惑千万ゆえ
余計なことはしないで頂戴!となる。


そんなシジュウカラは、一夫一婦制となる。
離婚率も10%にも満たない仲良し夫婦とも
言われている。オスは巣として快適な木の洞
を見つけ出し、求愛行為の給餌をメスに施し
子育てもオスメスのツガイで協力してやる。
パートナーに事故がない限り生涯を寄り添う
とても良い関係で生きていく鳥なのである。


さて、この名前の四十雀だが、雀を四十匹
集めただけの価値がある鳥だという事からの
名称だそうだが、何を価値基準にした四十匹
分かが明言されていない。鳴き声からの命名
の説もあるが、囀り声を聞いたとてこの説も
私には腹に落ちるものではない。


この鳥の囀りはツーツーピィ、ツーツーピィ
と可愛い声である。ちなみに囀りとは繁殖期
のオスの求愛の鳴き声の事で期間限定のもの
で、一般の時の鳴き方は地鳴きといい、その
時は、チ、チ、ジュクジュクと鳴く。これは
これで可愛いのである。


この鳥の撮影については、警戒心も強く人が
多い場は逃げる性質から、人が減る夕刻前に
一定以上の距離をおかないと撮影できない。
この可愛い姿は撮影価値の高い鳥だと思うが
IPHONE撮影ではこの撮影が精一杯である。




和名 四十雀 (シジュウカラ)
洋名 ジャパニーズ ティット
   (JAPANESE TIT)
学名 パルス マイノール
   (PARUS MINOR)
分類 スズメ目、シジュウカラ科、
   シジュウカラ属、シジュウカラ種
全長 13〜16cm
分布 日本を含む東アジア、ロシア
食性 小さな虫類、花期は梅桜の蜜も狙う
撮影 京都府立植物園(森)
   万博公園(青空)

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