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FONY BAOBAB


フニーバオバブ
(FONY BAOBAB)


アオイ科、バオバブ属の半落葉樹


この『フニー バオバブ』とは、バオバブ属に
分類されている8種類の樹木の中のひとつで
世界にある同品種の内、6種はマダガスカル
の乾燥した森林地帯や草原地帯に自生、特に
南西部から西部にかけ広い地域で見られる。


フニーバオバブは、他のバオバブと同じ様に
太い幹を持ち、ボトル状や円筒形のユニーク
な形状をしている。ただし、他のバオバブに
比べ小型で高さは約5〜15m程度となる。


現地では葉を野菜として食用に、種の周囲の
パルプ質を乾燥させてパウダーに利用したり
繊維からは縄も作り、果実を容器への利用と
様々な用途に使われている。また、樹木自体
が貯水タンクの役割を果たすため、乾燥地帯
では重要な存在となってきた。


フニーバオバブは、その独特の形状と生態で
注目をされているもので、観光資源としても
重要だが、森林伐採や土地開発より生息地が
減少しており、今は保護が求められている。


写真のものは、このフニーバオバブの花だが
8月の初旬から中旬という短い期間に開花。


ソーセージ状の蕾(ツボミ)が先端から開き
萼が反り返りクルクルと巻いていくと同時に
沢山の雄蕊(オシベ)が広がっていく。


先端の割れ始めから20〜30分後には花が
開ききるのだが、この花は短命で30分後に
終わってしまう、とてもドラマチックな開花
ショーとなるもの。


『咲くやこの花館』の中を色んな植物を撮影
している最中に、館内放送が流れ始めた。


『ただいま、フニーバオバブが開花中です。
開花時間が短いので急いでご覧ください』


このおかげで、撮影できた花の写真となる。


この花は、蛾を受粉媒介にする為に本来なら
夜間7時過ぎに咲くものだと言われているが
まだ陽がある明るいうちに咲くのは凄い事で
日本国内で唯一、この開花が見られる植物園
なのだと云う。




洋名 アダンソニア ルブロスティパ
   (ADANSONIA RUBROSTIPA)
学名 フニー バオバブ
   (FONY BAOBAB)
分類 アオイ目、アオイ科、バオバブ属
種類 半落葉低木
草丈 4〜5m
開花 8月初旬〜中旬
花色 萼弁 赤
   雄蕊 黄
花径 15cm
原産 マダガスカル
言葉 なし
撮影 咲くやこの花館

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