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孟宗竹


孟宗竹 (モウソウダケ)

中国や台湾を原産とする植物。
江戸時代に日本に渡ったもの。
庭に絶対に植えてはならぬ植物の
10本種の中に必ず名を連ねる一種。

それは地下茎による匍匐性の高さと
成長の速さで庭の全てを支配しかねぬ
植物だからだそうである。まあ、確かに
狭い庭に植わってるのはお目にかかった
事はない。

岸龍山観音寺
服部緑地の都市緑化公園の横にあるお寺。
このお寺は色んな植物が植えられていて
四季折々のその時期に然るべき時期には
鮮やかに花が開く。

ここは何度も訪れてはいるが人の姿を見た
事はない。ゆっくりした時間を過ごしたり
樹々や植物、虫たちを観察するによい場所
となっている。

裏庭の坂を登った先にはは竹林がある。
誰も収穫をしなかった今年の筍がこんなに
大きくなっている。ニョキニョキと育った
姿を眺めているだけでも楽しい。



筍はその衣を脱ぎ捨てて大きく育っていく。
竹皮と呼ばれるこの丈夫な皮で中を守る。
拾ってみるとしっかりしている。



デザインもとても美しい。
この竹皮を見るとおにぎりとかちまきを
思い出す。なんだかお腹が空いてしまった。

昔の人がこの竹皮を食材用の包みとして
使用したかというと、防腐機能、耐湿機能
そして強度に優れていて、細工してやれば
縛れるなど、包装材としての機能を充分に
有しているからである。



写真を撮ったのは今年、地上に頭を出した
筍が育った姿となる。こんなのはやっぱり
普通の家には植えられないものだなと納得。




和名 孟宗竹 (モウソウダケ)
洋名 モーソー バンブー
   (MOSO-BAMBOO)
学名 フィロスタシーズ エデュリス
   (PHYLLOSTACHYS EDULIS)
分類 イネ目、イネ科、マダケ属
種類 多年生植物
草丈 30m
開花 不明
原産 中国、台湾
渡来 江戸時代
言葉 節度
   節操のある
撮影 岸龍山観音寺



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