CLEMATIS TERNIFLORA

クレマチス テルニフローラ
（CLEMATIS TERNIFLORA）


キンポウゲ科、センニンソウ属の多年生の
蔓性植物となる。


和名で、仙人草 （センニンソウ）以外では
馬不喰 （ウマクワズ）牛不喰（ウシクワズ）
の名が付いている。


家畜として飼われている馬や牛は、野生から
隔絶された世界で生きている訳だが、そんな
彼らですら、この植物を食べようとしない。
その位、この植物はクレマチスの中でも最も
毒性が強いものと言われている。人が牧草と
して刈り取った中にこれが含まれていたのを
食べた家畜が失われ兼ねない事態となる。


日本各地の日当たり良い山野で見られる植物。
クレマチスの特性である蔓で絡み付いて自身
の安定化を確立させる方式は同じであるが、
そんなクレマチスの中でも今回紹介するのは
侵襲性が強く、大型の樹木ですらもその上へ
と伸びて覆い被さってくるものである。


人がそれに気付いて排除しようとすると、
茎や葉の汁が皮膚につくとその部分が、腫れ
や爛れたりするので注意を要する。


私がこの植物を見るのは、以前の福井県以来
二度目となる。その性質上から注意が必要な
植物と伝えた訳だが、この花が沢山連なって
咲いている姿は、とても美しいものである。


このクレマチステルニフローラの花弁の様な
十字型のものは萼片となる。他のクレマチス
では、この中にモシャモシャの花弁があって
中央にはオシベのモシャモシャが来るのだが
この花は花弁に当たるものがなく、ユニーク
な花と言えよう。

和名　仙人草 （センニンソウ）
　　　馬不喰 （ウマクワズ）
　　　馬歯欠 （ウマノハコボレ）
　　　馬歯落 （ウマノハオトシシ）
　　　牛不喰（ウシクワズ）
洋名　スイート オータム クレマチス
　　　（SWEET AUTUMUN CLEMATIS）
学名　クレマチス テルニフローラ
　　　（CLEMATIS TERNIFLORA）
分類　キンポウゲ目、キンポウゲ科、
　　　センニンソウ属
種類　多年生蔓植物
草丈　５〜１０ｍ
開花　夏〜秋
花色　白
原産　日本、中国、朝鮮
言葉　安全
　　　無事
　　　あふれるばかりの善意
撮影　服部緑地都市緑化植物公園

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