痛取

痛取 （イタドリ）


ナデシコ目、タデ科、イタドリ属の植物


イタドリの名前の由来は「痛み取り」 から
来る言葉となっていて、その根には漢方薬名
「虎杖根」と呼ばれているもの。


止痛、清熱解毒、退黄、活血の効果がある。
身体の痛みをとる効果に加え、解毒性および
その毒素を利尿する効果、そして活血性能は
生理不順に効果があり、多くの女性を痛みや
出血から救ってきた植物でもある。


日本、中国、韓国と東アジア諸国を原産とし
民間医療の効能からアメリカやヨーロッパに
帰化している植物である。


漢字で『虎杖』の表記がされるのは、これの
茎に入る斑模様が『虎』の柄に見えるとの事
から、またこの茎の太さが『杖』にするのに
最適のサイズであるとの事で『虎杖』の文字
がついているもので、これは中国からの表記
がそのまま反映されるもの。


タデの仲間は、その全てがコンクリートへと
ダメージを与える植物となっていることから
植える事を禁止する国もある。


この植物は、花、実、共に繊細で美しい姿を
している。なので私は撮影し過ぎてしまう。


薬用として鎮痛や止血の効果を有するだけで
なく、眺めているだけで気持ちが癒されてく
感じがするのは私だけであろうか。

秋を彩る季節外れの粉雪の様である。

和名　虎杖 （イタドリ）
　　　痛取 （イタドリ）
洋名　ジャパニーズ ノットウィード
　　　（JAPANESE KNOTWEED）
学名　レイノウトリア ジャポニカ
　　　（REYNOUTRIA JAPONICA）
分類　ナデシコ目、タデ科、イタドリ属
種類　多年生植物
草丈　１〜２ｍ
開花　夏〜秋
花色　白、桃、黄
花径　２５ｍｍ
原産　日本、中国、韓国と東アジア諸国
言葉　見かけによらない
　　　回復
撮影　福井県三方郡若狭の山中
　　　兵庫県西宮市山口町の山中　

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