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BEACH NAUPAKA


ビーチ ナウパカ(BEACH NAUPAKA)


キク目、クサトベラ科、クサトベラ属の植物。


この植物の花は下部のみ花びらが付いている
のが特徴となっている。その葉は大きめだが
白いハーフフラワーはとても小さく控えめな
印象を見る者に与える可憐な花である。


この植物は海岸の砂地や石灰岩地帯に生息し
塩害にとても強い性質を持っている。沖縄の
土地は正にその条件に符合する為、あちこち
でこの植物が見られる。沿岸の道路の植込み
にこの植物がずっと植っているのは防波堤と
防風としての街路樹の役割を果たす為。


その生息領域はとても広く太平洋からインド
洋にかけての熱帯、亜熱帯の土地に自生する
ものである。ハワイ諸島群、マダガスカル、
オーストラリアなどにも生えている。


日本では薩南以南の南西の諸島と小笠原諸島
とに自生する植物となる。クサトベラ属とは
この植物が唯一種だが、耐寒性がとても弱い。
耐寒温度がー1℃なので、この地域以外では
生きてはゆけない植物となる。


この白く小さく可憐な花の洋名は二つあって
ハーフフラワー(HALF FLOWER)の名称と
エンジェルフラワー(ANGEL'S FLOWER)
の愛称もある。


天使、エンジェル (ANGEL) の異名がつく
理由は5枚の花びらの上にメシベがチョコン
とアーチ状にぶら下がってて、これが天使の
頭の上の輪っかを示しているからである。



ハワイに於いてこの植物は二ヶ所に種類分断
ビーチナウパカ、マウンテンナウパカの二種
がある。名前の通りで山側と海側とに生息。


この生息分断には悲しい伝説話が残されてて
ナウパカという名前の王族の綺麗なお姫様が
いて、とある村の青年と恋に落ちる。しかし
当時のハワイには厳格な階級制度があり身分
の違う二人が結婚することなどはあり得ない
時代、それを悲観した二人は自らの命を断ち
永遠に二人で一緒になろうと死を選んだが、
神の逆鱗に触れてしまい、二人は海と山とに
分断されたハーフフラワーにさせられたのが
今の形として残るものとの伝説が残る。


山のハーフ、海のハーフ、両方の花を合わせ
ひとつの花にしてやると雨が降り出すという。
その再会に二人が涙を零すからなのだそうで
ある。なので次回はハーフフラワーの山の方
をいつか撮影しに行こうと思っている。


調べたらハワイでのみ撮影出来る花の様だが…


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和名 草海桐花 (クサトベラ)
洋名 ハーフ フラワー
   (HALF FLOWER)
   エンジェルフラワー
   (ANGEL'S FLOWER)
   ビーチ ナウパカ
   (BEACH NAUPAKA)
   ナウパカ カハカイ
   (NAUPAKA KAHAKAI)
学名 スカエボラ セリケア
   (SCAEVOLA SERICEA)
分類 キク目、クサトベラ科、クサトベラ属
種類 多年生植物
草丈 4m
開花 夏〜秋
花色 白
花寸 19mm
原産 太平洋からインド洋の熱帯、亜熱帯
   日本(薩摩半島以南の南西諸島)
言葉 可能性
撮影 沖縄座間見島、沖縄本部町

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