CANNA

カンナ （CANNA）

ショウガ目、カンナ科、カンナ属の多年生植物

ショウガ科の植物は、総じて立ち姿が美しい。
貫禄があり、暑さにも耐えながら花茎を真っ直ぐ
上へと伸ばして、いつもその姿に惚れ惚れする。

ボタニカルガーデンツアーの仲間内のガイドを
している時に、この世で一番好きな花は何か？と
そんな質問を受けた。

見たい花はラフレシアは実際にこの目で見たいし
大燭台蒟蒻（オオショクダイコンニャク）もそう
だが、不意に一番好きな花は何かの問いに直ぐに
私は答えられなかった。モゴモゴした。そろそろ
ちゃんとナンバーワン植物を含めてベスト１０や
日本百選花とかも考える時期かも知れない。この
ＮＯＴＥブログで書き始めた当初ののマガジンの
タイトルは『百花庭園の誘い』にしていたのだが
百では足らんので名称を変えたのだった。ここで
千を超え、万を目指そうと思ったからである。

そんな中、カンナは、万でも、千でも、百でも
なく、私の選ぶ十選の中には入っている植物だと
思う。カンナが好きなのもそうだがショウガ科の
植物の全てが私には、威勢の良い、いなせな姿に
惚れさせられるのである。

花のその魅力を引き立てるのが、緑色も鮮やかな
ピンと尖った肉厚のこの葉である。南国の地では
毎年、これらショウガ属の惚れ惚れとする葉の上
をカタツムリやオカタニシがその口でかじり取る
のは、これらショウガ属の葉の表層のほんの一部
であって、そんなもの痒くもないわと全く動ぜず
葉は生き生きとしている。生き様もかっこいい。

こちらはストライプデザインが映える美しき葉の
その姿の良さである。この大ぶりの葉はそのまま
もぎって女性のスカートにしても良いくらい洗練
された配色が本当に美しいものである。

和名　檀特 （ダンドク）
洋名　インディアン ショット （INDIAN SHOT）
学名　カンナ インディカ （CANNA INDICA）
分類　ショウガ目、カンナ科、カンナ属
種類　多年生植物
草丈　３０〜３５０ｃｍ
開花　夏〜秋
原産　熱帯アメリカ
言葉　堅実な未来、熱い想い
撮影　京都府立植物園

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