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花韮


花韮 (ハナニラ)


キジカクシ目、ヒガンバナ科、ハナニラ属


独特の質感を持った花を咲かせてくれる。
明治時代に日本には観賞用に渡ってきて
今では普通に公園や山道などに自生する
多年生草本となる。


メタリック感とは少し違うのだが、陽光の
下では光を反射するので見た目の雰囲気が
変わる。言い方を変えると陽光よりも日陰
にあるままでの撮影の方がこの花は美しく
映える。


この花の色を私は3種類知っている。
ひとつは涼しげな青空系のアイスブルー。
もうひとつは清潔感のあるオフホワイト。
そして淡い藤色をしたラベンダーカラー。
どれも女性の制服シャツに採用されている
清潔感のあるカラーコーデとなっている。
シャンパンピンクも存在するらしいが私は
こちらは未見である。


花弁は六枚構成となっていて、花弁の透過性
から交差部の色変化で立体感を感じさせる。
花弁の縦筋も薄肉化した部位が線表現をして
美しい。花の中央の落ち込んだ窪み部に覗く
イエローアイコンが良いアクセントである。


この植物は、葉・茎・球根部に韮(ニラ)
の香りが漂う植物となっている。が、猛毒
とまではいかないが毒性物質を有している。
ヒガンバナ科は毒を有していると覚えよう。
致死には至らぬまでも、幼児や老人などの
抵抗力の弱い弱者にはキツイ毒となるので
決して、食べてはならない。


さて、この花韮の花言葉は、どんなかなと
確認すると、悲しい別れ、 耐える愛、など
アンハッピーな言葉が並んでいる。唯一だが
星に願いを、の花言葉が救いである。


花の星形に希望を託したのだろう。



和名 花韮 (ハナニラ)
洋名 スプリング スター フラワー
   (SPRING STAR FLOWER)
学名 イフェイオン ユニフロラム
   (IPHEION UNIFLORUM)
分類 キジカクシ目、ヒガンバナ科、
   ハナニラ属
種類 多年生草本
草丈 10〜20cm
開花 春
花色 青、白、藤
花径 3〜5cm
毒物 プロスタノールサポニン
症状 腹痛、下痢
原産 アルゼンチン、ウルグアイ
言葉 悲しい別れ
   耐える愛
   星に願いを
撮影 大阪市淀川区、
   大野川緑陰道路

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