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BAIKAOHREN


BAIKAOHREN


キンポウゲ目、キツネのボタン科、オウレン属
梅花黄蓮(バイカオウレン)である。

日本を原産とし福島県以南、四国まで分布し
林下に育成する多年生の植物で、開花時期は
2月下旬から5月までとなる。もちろんこの
開花時期はエリアにより大きく違うので注意
が必要である。


というのも六甲高山植物園はバイカオウレン
の花はとっくのとうに終わっていて、花では
なくて可愛らしい実がなっていた。これまた
可愛くて興味深いものであり、パチリパチリ
IPHONEで撮影をする。私が集中して何かを
撮影をしていると『何を撮っているの?』と
いう感じで覗かれるのだが、その後の心の中
の『何やつまらんもん撮ってるな』の無言の
声が伝わってくる。



この植物園はご年配の方が多く訪れビックリ
するほど高価な一眼カメラ機材をぶら下げて
綺麗な花を撮るけどそれ以外には一切レンズ
を向けない方々が大半である。本当の意味で
植物を楽しむのはその外観ではなくその生態
こそ本当に面白い部分があるので、上っ面の
美だけ求めて植物園に足を運ぶのは私からは
とても勿体無い事だなと思ってしまう。


この梅花黄蓮(バイカオウレン)、植物学者
牧野富太郎博士が生まれた地で、最も愛した
植物のひとつである。


という事で過去に撮影した花の写真を載せる。



名称の『梅花』はその花が『梅型』のため、
『黄蓮』はその地中を這う地下茎のカタチが
中国からの渡来の漢方薬『黄蓮』に類似して
いる事からついた名称となっている。


その花言葉は『情熱』 。残雪の中から花が
咲く様からの言葉と想像できる。


白い花弁に見える部分は萼(ガク)となる。
この植物の花弁は、実はこの黄色い部分が
それなのである。にわかには信じがたいが
だからこそ自然は面白い。牧野富太郎がこの
構造を面白いと思った訳である。



オシベと見間違えるこの極小花弁が見事。


牧野富太郎博士の図案集は何冊かもっているが
眺めていてとても楽しいものなのでお勧めする。




植物大好きの牧野富太郎博士



和名 梅花黄蓮 (バイカオウレン)
   五加葉黄蓮 (ゴカヨウオウレン)
洋名 バイカオウレン (BAIKA-OUREN)
学名 コプティス クゥインクフォリア
   (COPTIS QUINQUEFOLIA)
分類 キンポウゲ目、キツネのボタン科
   オウレン属
種類 多年生草本
草丈 10〜50cm
開花 春 2月〜5月
花色 白
原産 日本 福島県以南、四国
言葉 情熱
   魅力
   忍ぶ恋
   二度目の恋
撮影 六甲山高山植物園

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