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PHALAENOPSIS APHRODITE "AMABILIS"



ファレノプシス アフロディーテ "アマビリス”
(PHALAENOPSIS APHRODITE "AMABILIS")



ラン科、コチョウラン属の植物。



白い胡蝶蘭の品種を指し、アマビリスと呼ぶ。



胡蝶蘭は美しい。整った花の形と、見事に
整列した花の並びは、花同士が干渉し合わぬ
様に並ぶのが美しい。その美しさから開店の
お祝いなどにこの花は贈られるのである。



蘭には元々が、こういう要素を兼ね備えて
いて、だから植物園においても、我々の目を
楽しませてくれる。



カフェの店内の2階のスペースに、開店祝い
に贈られた胡蝶蘭が置いてあったので撮影。
やっぱり、胡蝶蘭は美しいなと思いながら、
他にお客さんがいないのを良い事に胡蝶蘭の
撮影会である。



インディーズムービーの制作スタッフだった
私は、その映画のスチール写真や、俳優達の
プロフィール写真なども担当しており、撮影
の合間にはモデル張りの撮影をしていた。
その時は流石にIPHONEでなく一眼レフ。



人をモデルにした場合は被写体の中の魅力を
まずは見つける。色んな角度から色んな表情
を撮る。インディーズムービーとは言えども
参加する俳優は男女を問わず、表現者であり
だから、これらスティール撮影には慣れてて
色んなポーズや表情をしてくれる。その中の
『あっ、コレね』ってそのキャラの魅力へは
必ず遭遇できる。あとはそれを何枚にも残す。
撮影したら本人にそれを即、見せる。コレで
もっと撮ってとなると、こちらもスロットル
が回りだす。



花の写真も私には、人物のモデル撮影と同じ
で、とにかくいい画を残したいとなる。店内
に誰もいないタイミングで胡蝶蘭の花の中へ
探究心を巡らせた写真である。



花の写真はそれ自体が植物の生殖の為の部位
ゆえ、エロティックな美もそこには含まれる。
それがまた良いのである。いつかは枯れ果て
消えていくのを綺麗な時を綺麗に残したい。



人のモデルの時みたいに声をかけない代わりに
私は植物や虫などの撮影の時には呼吸を止めて
撮影している。自分の呼気で植物は揺れ、虫は
逃げていく可能性があるから。



だから集中して撮影した後は、足らなくなった
酸素を求めてゼーゼーしてしまうのである。





和名 胡蝶蘭 (コチョウラン)
洋名 オーキッド (ORCHID)
学名 ファレノプシス アフロディーテ
   (PHALAENOPSIS APHRODITE)
品種 アマビリス(AMABILIS)
分類 キジカクシ目、ラン科、バンダ亜科、
   コチョウラン属、コチョウラン種
種類 多年生着生植物
   単軸性蘭
草丈 50〜80cm
開花 2〜5月(天然)
   年中(商業用)
花色 青
原産 台湾南東部、フィリピン、マレーシア、
   インドネシア、パプアニューギニア
言葉 幸福が飛んでくる
撮影 CAFE BE

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