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国立民俗学博物館


国立民俗学博物館


万博公園に桜を見に来て、ほぼほぼ染井吉野
(ソメイヨシノ)が植樹の大半を占める事と
それ以外の樹種が植えられていてもその
樹種表記もなされてない事から、純粋に花見
を楽しむ人達向けの施設なのを知った。


桜の樹種別の図鑑の作成には不向きながらも
染井吉野(ソメイヨシノ)が多く植わる情景に
海外からの観光客は目をキラキラ輝かせてる。
そんな光景を見れただけ良いかとも気持ちを
切り替え、私自身も桜を眺めて楽しむ。


そうか、その分だけ、別のものも楽しめるな。
私は根っからのO型なのでスイッチを即座に
切り替える。この大阪万博公園の敷地中には
『みんぱく』という施設があり、ここに訪れた
時にあまりにも美しいミュージアムの建物に
私は感動させられたのである。


という事で、その建物を見に(撮影に)行く。


この立派な建物を設計したのは、黒川紀章
(クロカワキショウ)氏である。東京都知事に
立候補された事で、記憶されている方も多い
事と思う。

その時、ユニークな人だと思った人もおられる
かと思うが、この人の生み出した建築は今も
残されている。


世の中に第三の宿泊施設として登場したのが
カプセルホテルであり、これも黒川紀章氏の
発案と設計によるものであり、中銀カプセル
タワービル(老朽化で2022年解体)も
また同氏の設計である。

これら三点の画像はネットからお借りした。


国立民俗学博物館はズラリと写真を並べる。
中でも凄いのは建物の中庭部にマグリットの
絵を思わせる立体的な空間『未来の遺跡』と
カプセル型の学習スペース『ビデオテーク』


天井のパターン模様は、外の柵にも反映され
ビル全体の外壁のタイルの突起もユニークで
楽しい。地下へと潜る階段の手摺も収納され
こういう細部へのこだわりこそが黒川紀章の
エッセンスとしてとても楽しい。



名称 国立民俗学博物館
   民博
   みんぱく
分野 民族学・文化人類学
職員 54人
運営 大学共同利用機関法人人間文化研究機構
運営 29億7400万円(2007年度)
開館 1977年11月
所在 〒565-8511
   大阪府吹田市千里万博公園10-1
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
階数 地上4階、地下1階
敷地 4万821平方メートル
延床 5万1225平方メートル
建築 1万7089平方メートル
設計 黒川紀章
受賞 第19回 毎日芸術賞受賞
   第20回 BCS賞(建築業協会)受賞
   第1回 公共建築賞優秀賞受賞

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