TAIZO
吉本興業の中にアート部門があるのは知っては
いたが、その中のアーティストに今回紹介する
『たいぞう』さんがおられる。
陣内智則、たむらけんじ、ケンドーコバヤシ、
中川家がその同期となる。
吉本新喜劇(ヨシモトシンキゲキ)という関西で
誰もが知っている、コントの舞台劇があるのだが
こちらでは何度か、このたいぞうさんをお見かけ
した事がある。警官役、あるいはヤクザ役などで
何度か、お見かけした事がある。もちろん新喜劇
は個性派揃いのお笑い集団で、目立ってなんぼ、
ギャグやってなんぼ、の世界で、たいぞうさんも
このヘアスタイルがインパクトのある芸人さん。
関西ローカルのロケ番組で何回も見かけている。
いつものアクティビティサークル『1-UP'S』
で、池田市周辺を歩き回っていたその時に入った
『GALLERY 糸』。その中で展示していたのが
この『たいぞう』さんの個展だった。
ギャラリーに入ると、やはり芸人さんならではの
サービス精神で、ギャラリーの中の絵についての
解説もしてくれた。
島田紳助さんの朝日放送系列の深夜放送の番組
『クイズ!紳助くん』があり、そこで若手芸人が
新たな事にチャレンジしたりして、そんな中での
出来事をクイズにするという内容のものだった。
たいぞうさんが、絵を描くきっかけとなったのも
この番組内でのチャレンジによるものである。
そう言った意味では紳助さんは若手への色んな道
を切り拓いてあげた芸人さんだったなとしみじみ
と感じる。
モノクロ作品もあった
吉本新喜劇に所属してた頃の絵だそうである。
新喜劇の面々は個性派揃いであり、その世界は
まるで動物園だと描いた作品がこれ。この中に
間寛平、池乃めだか、石田靖、島木譲二らが
この絵の中に描いてあるという。
絵には、横に『言葉』が書き添えてあって
それは先輩芸人からの言葉だったりもして
人の言葉をそんな風にちゃんと記録をして
こんなカタチで残せるのは良い事と思う。
たいぞうさんの人柄もよく、それが絵にも表れて
ギャラリーでは楽しい時間を過ごせたのである。
グッズにもサイン、記念撮影にも応じてくれた。
私が一番好きな絵は、こちらの人魚姫の絵。
大胆な構図とキラキラの瞳の人魚が素晴らしく
これの前でも写真を撮らせて貰えたのである。
今回はそのピュアな才能のアーティストとして
たいぞうさんを紹介する記事となった。
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