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ナンジャモンジャ


ええい、静まれ、静まれ!
この印籠が目に入らぬか。ここにおわすお方を
どなたと心得る!恐れ多くも先の天下の副将軍、
水戸光圀公にあらせられるぞ!
ご老公の御前である!頭が高いっ!
控え居ろうっ!


TVでの長寿時代劇ドラマ『水戸黄門』
悪代官や越後屋に印籠を突きつけての、
助さん、角さんのあの決め台詞である。


今回の植物の 『なんじゃもんじゃ』 の名称には
この水戸光圀公が深く関わっている。


水戸光圀公の御一行は諸国を巡る様が、時代劇の
中心の軸となっている通りであるが、とある地で
ご老公が御神木を見上げその土地の者をつかまえ
『はて、この樹はなんじゃ?』と訊いたところ、
村人はそれを訊きとる事ができずに返した言葉が
『なんじゃもんじゃ』

それをこの樹の名前なのだと勘違いされ広まった
と言うエピソードが残ったものである。


この 『なんじゃもんじゃ』 と呼ばれてしまった
樹木の本当の名は、一ツ葉田子(ヒトツバタゴ)
だが、俗称の知名度は超えられそうもない。


『なんじゃもんじゃ』の名も面白いのだけど…
水戸黄門に関わる重要な植物はあと二つほど
残されている…

葵(アオイ)と風車(カザグルマ)である。
これらもいずれ掲載する予定である。



和名 一ツ葉田子(ヒトツバタゴ)
   ナンジャモンジャ
洋名 ホワイト フリンジ ツリー
   (WHITE FRENGE TREE)
学名 チョナンサス レツサス
   (CHIONANTHUS RETUSUS)
分類 ゴマノハグサ目、モクセイ科、
   ヒトツバタゴ属
種類 多年生高木
   希少樹木
草丈 20m
開花 春〜夏
花色 白
花径 25〜50mm
原産 日本、朝鮮、中国、台湾
言葉 清廉
撮影 豊島公園、服部緑地都市緑化植物園

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