11月17日

日記

 昨日の日記、書き終えるのにおおよそ45分かかった。
 当初の予定では日記を書くのにざっと15分、長くて30分くらいのつもりであったから、由々しき自体である。
 なんとなくトピックを2〜3上げて書こうと思っていたが、短時間で済ませるなら1つが精々かもしれない。
 とりあえず、日記は毎日書くつもりでいるし、トピックは1つにした方が後々首を絞めずに済むかもしれない。そんな変わったことを毎日しているわけでもなし。プライバシーを切り売りする気もないから、都合が良い。
 とはいえ些細なこともづらづら書けるたちだからやろうと思えばできなくもないのだが、頭を通さず打ち出すような書き方をしていてもそれなりに頭を使っているようで、書き終えた後が軽度の興奮状態になるのが困る。尻に火がついた、だと意味が違うか。でも状態としてはそれによく似た感じで、自分の中のエネルギーに火がついたも同然で、延々次は何を書こうか考えてしまう。
 思考がそもそも、日記に書く文体そのものになってしまう。
 そうすると兎に角寝つきが悪い。ようやく眠れても頭が半ば起きているから延々夢を見続ける。おかげで翌朝は起きてもう疲れている。
 だから兎にも角にも日記にかけるエネルギーは減らさねばならない。そこまで省エネしたいのならもうやめたらいいんじゃないかという話なのだが、これがやはり書くのが楽しいのだ。
 しかし相変わらず、好きな漫画やゲームのもしもを書く気にはならない。ぼんやりと浮かぶ話はちらほらあるのだが、それを形にする情熱がない。頭に浮かぶ話を、ぼんやりと見上げている気分である。少し前までは、頭に残ったままなのが気持ち悪かった。今はいくらあっても、それをクッションに呑気に座っている気分である。
 そんな次第だから書くのもすっかり飽きてしまったのかと我ながら思いもしたけれど、こうして日記をうきうきと打ち出しているのだから相変わらずキーボードを叩く作業は好きなようである。
 思ったことを気ままに文章にするのもまた楽しい。
 なので長く続けるべく、日記に載せるトピックは一つにしようと思う。

測量士補

 機器の特性や測量方法はだいぶ覚えたと思うが、そこに数学が入ると途端に時間がかかる。
 問題の中に出てくる専門用語を調べてはノートに書き留めるので、そもそも問題に取り組むまでがえらく時間がかかる。
 今日は二時間くらいかけて一問を終えたので、思わず一人で笑った。
 測量から始まる文章問題は、どの公式が当てはまるかまったく想像できないので、だいたいテンパる。「ええ!?AとBの距離は三平方の定理で求められるんですか!?」と驚くことも多い。
 学生時代も文章問題で出てきたはずなのだが、そうやって驚いた覚えはあまりない。測量がどういうものかある程度知った上で公式を使うと、「あの日やったあれはここで役立つのか…」と素直に感動する。
 それがちょっと楽しい。今日解いた計算問題、一問だけですが。

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