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【タイ入国手続きまでの話】

 2022年4月1日から9カ月間、タイの大学に滞在しています。今回の渡航にあたり、いろいろな事務手続きがありました。ビザ手続き等は日々変更になっているのであまり参考にならないかもしれませんが、備忘録的に順を追って書いておこうと思います。

*全体のスケジュール

2021年9月上旬:主指導教諭・副指導教諭との三者面談

        →その後受入先へアプローチ

2021年9月15日:学振の若手研究者海外挑戦プログラム・学内締め切り期限

2021年9月20日ごろ:受入先研究者からのOK連絡

2021年11月1日:受入先機関からの受入正式通知

2022年1月7日:学振の若手研究者海外挑戦プログラム・結果開示

         →補欠(繰り上げ連絡なしのため別財源での渡航に切り替え)

2022年1月中旬〜2月中旬:ビザ申請

2022年1月中旬〜3月下旬:ワクチン計画

2022年3月:Thailand Pass申請・海外保険加入など

2022年3月下旬:PCR検査予約→キャンセル

2022年4月1日:渡航


2021年11月1日の受入正式通知が来た後あたりから一度忙しくなり、年明け〜渡航前日までやることが山積していた印象です。今回は、若手研究者海外挑戦プログラムについては割愛し、出国までの流れを中心に書きたいと思います。


*受入先へアプローチ(2021年9月ごろ・渡航6〜7カ月前)

 僕が所属する大学院では、大学内の他部局教員を副指導教員にすることができます。僕はそのシステムを使い、M1のときから他部局の教員にお世話になってきました。

 受入先へのアプローチを開始したのは、主指導教員と副指導教員との三者面談時で、受入先候補を副指導教員に挙げてもらいました。

 複数人の候補がありましたが、(1)研究の相性、(2)先生同士の相性などを踏まえてすぐに連絡を取ってもらいました(結果としてそこに受け入れてもらうことになりました)。

 

*受入先機関からの受入正式通知(2021年11月・渡航5カ月前)

 9月下旬〜10月上旬に受入先機関へ正式に受入申請を出しました。通常2週間以内には返事が来るとのことでしたが返信がなく、渡航まで余裕があったからか、そもそも返事が来ることすら忘れていました。(正式連絡がきて思い出した始末)コロナの第何波か忘れましたが、その影響で手続きが滞っていたようです。

 Acceptance Letterを早々と発行してくださったので、大学院事務室に連絡し渡航の準備を開始しました。本来であればビザも早く取っておきたかったのですが、有効期限が発行から3カ月だったので、年明けにやろうと後回し。それ以外は意外とすることなく、自分の研究をしていました。


*ビザ申請(1月中旬〜2月中旬・渡航1.5〜2.5カ月前)

 僕の場合、Education Visaだったので、揃えるものはそこまで多くなかった印象です。在東京タイ大使館のHP(https://site.thaiembassy.jp/jp/)を参考に、必要書類を集めました。

 苦労?したのは受入先機関からのConfirmation letter / Invitation letterと所属大学院からの推薦書です。事務的なやりとりを何回か繰り返して、これらの書類をゲットすることができました。

 全て揃えて在東京タイ大使館に向かいましたが、Invitation Letterの日付が間違っており、再提出することになりました。


*ワクチン計画(1月中旬〜3月下旬・渡航0.5〜2.5カ月前)

 ビザ申請と平行して考えないといけなかったことは、ワクチン計画です。コロナワクチンを打たずにタイ入国はできますが、受入先機関が接種を義務付けていたので、渋々打ちました。ただ、できる限り最後まで動向をうかがってから接種をしようと思ったので、ギリギリのタイミングで2回接種し、ワクチン証明書をゲットしました。

 そのほかにも狂犬病や肝炎の予防接種も検討していたので、時期が被らないように計画して全てがギリギリのタイミングで出国前までに打ち終わりました。


*Thailand Pass申請・海外保険加入など(3月・渡航1カ月前)

 ビザ申請に若干時間がかかってしまったので、3月中旬にThailand Passの申請をしました。Websiteを見ればわかりますが、Thailand Passを申請するために、入国日のPCR予約やホテルの確保、ワクチン証明書(入国スキームによる)、海外保険加入などを行わないといけません。全てをギリギリに確保・加入し、3月中旬にThailand Passの申請をしました。僕の場合、承認まで7営業日かかりました。このタイミングで揃える書類が増えるので、一つずつ冷静に集めていきましょう。

 Thailand Pass申請書はそこまで大変ではなかったですが、感じた注意点は「紙も電子版の両方のワクチン証明書があったほうがいい」ということです。理由は以下2点によるものです。

(1)証明書をアップロードしないといけないため、紙版には必要情報が全て1枚に書かれておりアップロードが楽&申請承認が早そう

(2)ワクチン証明書のQRコードも任意で載せられる&申請承認が早い(らしい)

*出国前72時間以内のPCR陰性証明の検査予約(3月下旬・渡航0.5カ月前)

 4月1日からタイ入国の際、出国前72時間以内のPCR陰性証明書が不要になるとの報道があり、旅行代理店なども盛んに宣伝をしていました。そのため、一旦予約したPCR検査予約をキャンセルしました。

 しかし、大使館情報がなかなか更新されず不安だったため、3月31日に当日結果が出るPCR検査に行きました。そこで検査券を購入し受付の順番を待っているときに大使館のWebsiteを見ると、なんと、「出国前72時間以内のPCR陰性証明書が不要」になっているではありませんか!PCRの陰性証明書という名の紙に15,000円も払うのは嫌だったので、その場で返金してもらいました。

 結果として出国前72時間以内のPCR陰性証明書は不要でしたので、安心して飛行機のチェックインに進むことができました。


*その他

 以上で書いたことは、出国に向けたスケジュールの一部ですが、それ以外にも色々とペーパーワークが多くありました。代表例としては大学への届け出、税・健康保険関係、渡航先とのやりとり、居室の退去、滞在先の確保などです。それらをとりあえずこなして、無事に渡航ができました。


今回、全てがギリギリになってしまったので、もっと余裕を持って大切な人との時間をちゃんと取れるようにしたかったです。それでは行ってきます〜

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