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『アレクサ、名前』で家族間通話(部屋間通話)


家族と通話したい

子供たちが段々と大きくなり、部屋に篭りがちになってきたため「ごはんだよ~」「お風呂だよ~」など、大声で呼んだり部屋まで呼びに行ったりする必要がでてきました。これをアレクサ(Amazon Echo)を使ってリビングから動かず、簡単に通話できるようにしました。
結論から言うと、我が家では「アレクサ、◇◇」(◇◇は子供の名前)と呼ぶだけで通話できるようにしています。

必要なもの

通話をしたい各部屋にAmazon Echoが必要です。うちでは5台置いています。とはいえ新しいものである必要は無いので、中古で買ったEcho Dot 第3世代(3千円ぐらい)とかでも十分です。Amazonのアカウントと、スマホのAmazon Alexaアプリも使います。

一斉連絡:アナウンス機能

「ごはんだよ~」などというのは、全部屋に一斉に伝われば良いので、アナウンス機能が最適です。
「アレクサ、○○ってアナウンスして」と言えば、各部屋でテン⤵テン⤴♬という呼び出し音に続いて、○○のメッセージが流れます。
(続けて言うと「○○ってア…」とメッセージが流れてしまうので、気持ち空白を入れて「アレクサ、○○ ってアナウンスして」という感じにするのがベストです)
若しくは「アレクサ、アナウンスして」と言って応答の後に伝えたいことを言うという方法もあります。

1対1通話:呼びかけ機能

アレクサには呼びかけ機能といって、1対1で通話する機能があります。各部屋のアレクサにはデバイス名が設定されているので、「アレクサ、△△に呼びかけて」(△△はデバイス名)と言うと通話を開始できます。

ただちょっと問題があって、△△が認識されにくかったり、そもそも「~に呼びかけて」というのが微妙なワードで覚えにくいです。

ということで冒頭述べた通り「アレクサ、◇◇」(◇◇は子供の名前)と呼ぶだけで通話できるようにしました。
例えば「勘太郎」(仮名)という名前だったとした場合の設定方法は、以下の通りです。

デバイス名を設定

後々混同が起こらなければ良いのですが、うちでは確実性を重視して、デバイス名はアルファベット表記で登録しています。
スマホのAmazon Alexa アプリで、「デバイス」タブで当該デバイスを選択、歯車マークをタップ、名前を編集します。
ここでの例では、「Kantaro」と設定しています。

デバイス名変更手順

定型アクションを追加

デバイス名「Kantaro」に呼びかける定型アクションを作成します。
定型アクションを使うことで、アレクサの起動条件を簡単にしつつ、目的の動作を確実に実行させることができるようになります。
その他タブの、定型アクションをタップ、+ボタンから、「◇◇と通話」という名前で新しい定型アクションを作り始めます。
(定型アクション名は、自分が分かれば良いので、任意の名前でOKです)

定型アクション追加1

実行条件を追加の+をタップして、音声をタップ、開始フレーズに「◇◇」(呼びかけたい人の名前)を設定します。

定型アクション追加2

アクションを追加の+をタップして、カスタムをタップ、「△△に呼びかけて」(△△はデバイス名)と登録して、次へ。

定型アクション追加3

最後に保存を押して定型アクションの作成を完了します。

定型アクション追加4

動作チェックと音声履歴の確認

定型アクションの設定から数分待ち、Amazon Echoへの反映が完了したら、実際に「アレクサ、◇◇」(◇◇は呼びかけたい人の名前)と言ってみます。

ここでは「アレクサ、勘太郎」と言いました。
ところが「こんな説明が見つかりました…」と訳の分からない回答を始めました。この原因を調べるために、またAmazon Alexaアプリを使います。

その他タブの、Alexaプライバシーをタップし、音声履歴を確認をタップすると、アレクサにどう認識されていたかを調べることができます。
ここでは「勘太郎」と言ったつもりが「寒 太郎」と認識されていたようです。何度かチャレンジして、誤認識されるワードを全て調べておきます。

音声履歴を確認

定型アクションの更新(誤認識に対応)

誤認識されていたケースでも正しく動作するように、先ほど作成した定型アクションを開き、実行条件の「アレクサ、◇◇」と言ったときをタップします。(他の実行条件を追加 ではないので注意!)
開始フレーズで、新しいフレーズを追加をタップし、誤認識されていたパターンを全て登録して、次へ。

定型アクション更新1

最後に終了をタップして定型アクションの更新を完了します。これで、バッチリ名前を呼ぶだけで通話できるようになるハズです。

定型アクション更新2

使用感

呼びかけ機能は、相手の応答に関わらず繋がってしまうため、相手が鼻歌を歌っていたりすると気まずかったりします。なので、プライバシーの了解を得た上でご使用いただくのが良いかと思います。
ただ、日々の通話は本当に楽になりました。もはや手放せない感じなので、是非お試しください。


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