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【DM小倉CC準優勝】デイガデッドマン【デッキ解説】


(面白いと思っていただけたら、ツイートのRTやいいねだけでもうれしいです!)

 ※カード名は《》で、アーキタイプ名は【】で括っています。画像はデュエルマスターズ公式サイト、DECKMAKER、DMVaultより引用させていただきました。


 前回のシータバーンメアから早8か月...やーーっとnoteのネタができました笑

 クロニクル最終決戦デッキ ⿓魂紅蓮譚発売から約一か月。いろんな形の【デイガドラグナー】を作りました。その中で、自分の中の結論を備忘録として纏めていきます。

 参考までに、以下で紹介するデッキリストは細かな採用枚数の違いはありますが、
 9/6に開催された新南陽CSで3位、
 9/12に開催されたDM小倉CCで準優勝
 という戦績を残しています。

 一緒にデッキを考えて使ってくれた砕月、しーたをはじめ嵐のみんなにも感謝。2020年度は全国大会が無いのが残念でなりません...泣

 【デイガドラグナー】の基本的なデッキ解説や2020年9月殿堂環境の解説はドラえもんさんの記事が非常に参考になりますので、こちらを参考にしてください。(勝手に引用させていただきました。問題等ございましたらお手数ですがご連絡いただければ幸いです。)

(【デイガドラグナー】のデッキ解説)

(2020年9月殿堂環境の解説)


 ドラえもんさんの各記事を踏まえたうえで、以下目次になります。


1. 【デイガドラグナー】の強み

  【デイガドラグナー】の強みは、①《デッドマン》からのドラグハート大量展開による横の動きと、②《グレンモルト》のパワーラインの高さ、場持ちの良さによる縦の動きを状況に合わせて使い分けることができる点にあります。
 ドラグナー、ドラグハートの大量展開という今までになかったアーキタイプで、殿堂環境を象徴するデッキとなっていることは皆さん承知の通りだと思います。

 ※【デイガドラグナー】は構築の幅が非常に広いため、ここから先この記事で紹介する【デイガドラグナー】のことを、【デイガデッドマン】と呼んでいきます※


2.【デイガデッドマン】に至った経緯

 【デイガドラグナー】を使用していく中で、以下の4点が非常に気になりました。
 皆さんの中で様々な【デイガドラグナー】論があると思いますが、2020年9月の殿堂環境における自分の中での結論です。


①3色のアグロという歪なアーキタイプ

 3色のアグロはマナ事故の多さから、環境入りすることは稀です。【デイガデッドマン】は《ヘブンズフォース》によってある程度の誤魔化しはききますが、マナの特定色がないせいで、①2ターン目に《リンクウッド》が出ない、②出したいドラグハートが出ない。という事故が発生します。

 2ターン目に安定して《リンクウッド》を出すために赤のカードは17, 18枚採用し、3ターン目に《グレンアイラ》を出すために、単色の黒のカードも最低限3, 4枚は採用しておきたいところです。

 そもそも黒を抜けばよいのでは?と自分も考えていましたが、《グレンアイラ》の代わりが現状いないため、黒は採用せざるを得ません。捲りに依存しない横展開を可能にする《デッドマン》も必須です。赤白かつ、アグロ構築にするなら【レッドゾーン】のほうがデッキがシンプルで扱いやすいと思います。赤白で後ろに寄せた構築で思ったことは後述します。

 デイガカラーでありつつもアグロプランをメインルートに取ったシンプルな構築。これを目指していきます。


②相手を縛る、S・トリガーをケアするカード

 【レッドゾーン】はなぜ環境に残り続けるのでしょうか。それは、《ミクセル》+《プーンギ》という2大メタクリーチャーの圧倒的なカードパワーによるものです。
 《単騎マグナム》や《ラフルル》はなぜ(プレミアム)殿堂入りしているのでしょうか。それは、アグロデッキに簡単にS・トリガーをケアすることができるカードが入ると、他のアーキタイプの存在を否定することになるから。です。

 流行りの【デイガデッドマン】のリストにはこれらのカードは採用されていません。
 よって、自分の動きが弱い場合、相手の行動が間に合ってしまう。《テック団の波壊Go!》などの全体除去持ちのカードをプレイされると、一気に劣勢になるという弱点があります。

 メタカードの採用によって自分の動きが弱くなってしまっては本末転倒なので、自分の動きをなるべく阻害しないメタカードを採用したいところ。


③【デイガドラグナー】との差別化

 【デイガドラグナー】相手は所謂捲りゲーではありません。勿論どうしようもない部分はありますが、プレイの練度に差があるプレイヤー同士が闘うと、基本的に練度が高いほうが勝ちます。(これらと対戦するときのプレイメモについては後述します。)
 そこで、デッキ構築の時点でこれらに差をつけておき、プレイが介在しないどうしようもない負けを減らしていきたいところです。


 以上3点については後述するデッキリスト以降で解説します。
 僕がこの記事で一番書きたかったことは、【デイガデッドマン】における各種《バトライ》の立ち位置です。


④各種《バトライ》の立ち位置

 【デイガデッドマン】は捲りデッキではない。ここは初めにハッキリとさせておきたいです。【デイガデッドマン】は「ドラグナー、ドラグハートを中心としたアグロ~ミッドレンジデッキ」であると考えています。デッキリストを見てもらえれば分かりますが、捲りを前提としたカードは採用せず、《バトライ》は1枚のみの採用となっています。

 捲るなら、(デッキの安定感という視点では、)【不死鳥】でいいです。捲りを目指した構築にすると、2ターン目に《ヘブンズフォース》+《ヒビキ》+《バトライ刃》とプレイした場合、赤のドラゴンが捲れないと3ターン目にできることが無くなります。逆に2, 3ターン目の動きを強くしようとすると捲れるカードが弱くなります。この矛盾を解決することができず、捲りを重視した構築は諦めました。

 そこで考えたいのが、【デイガデッドマン】になぜ《バトライ》を採用するのかです。以下の3点の理由があります。


①《バトライ刃》の攻撃されない能力が非常に強力である。

 《バトライ刃》の「アタックされない効果」は忘れがちですが、この効果を利用したいために《バトライ閣》にわざと龍解させないこと場面がかなりあります。(もちろん状況によりますが。)
 【ドラグナー系統】相手に先殴りをすると、S・トリガーから《デッドマン》に侵略 -> こちらのクリーチャーに攻撃しつつ安全にドラグナーの大量展開を許してしまう場合があります。この状況、《バトライ刃》を付けておけば相手はこちらのシールドに攻撃せざるを得ないため、S・トリガーが捲れれば有利な展開に持ち込むことができます。
 また、【バーンメア】相手においても、《グレープダール》や《イッコダスケイジ》のマッハファイターからクリーチャーを守ることができます。


②《バトライ閣》が建っている状態で、ドラゴンを2体出すと、(実質)スピードアタッカーを持ったパワー12000のTブレイカーをバトルゾーンに出すことができる。おまけに何か出てくるかもしれない。

 今更こんなことを言うのもどうかと思うのですが、《バトライ武神》は単純に(実質)スピードアタッカー、パワー12000のTブレイカーです。【デイガドラグナー】は各種ドラグナー、ドラグハートで十分な量の打点を叩き出すことができるため、無理やり捲りに行く必要は無いですし、閣ループはオーバーキルです。
 リーサルや相手のクリーチャーを除去するための打点があと少し足りないときに、《バトライ閣》の「龍解:自分のターン中、ドラゴンをバトルゾーンに出した時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。」効果を思い出しましょう。
 大量のドラゴンを採用している為、《バトライ武神》への龍解条件を簡単に満たすことができます。 

 相手の《デジルムカデ》が間に合ってしまった場合は、無理やりに《バトライ閣》を作り突破口を見いだしていきます。


③不利な状況を覆すための捲り

 もちろん、最終手段としてワンチャンに人生をかけることが可能です。


 最初の2点が非常に重要で、もちろん捲りも強いですが、捲りはメインではなくおまけの効果だと考えています。
 以上踏まえたうえで、デッキリストの紹介です!

 

3-1.デッキリスト(2020.9.12)

 【デイガデッドマン】の強み(①《デッドマン》による横の動き、②《グレンモルト》による縦の動き)を活かしつつ、【レッドゾーン】、【不死鳥】との差別化を明確にすることを目標としたデッキリストになります。
 採用カードを低コストに寄せることで、後ろに寄せた【デイガヴァリヴァリウス】との差別化も意識しています。

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 メインの37枚と、超次元の7枚は固定枠であると考えています。採用、採用候補カードたちの中から、残りの4枚を決めていきます。

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3-2.デッキリスト(2020.10.02)

 記事の公開から約3週間、【ドラグナー】が《ハムカツマン蒼》型、《Code:1059》型、《デッドマン》型(あまり見かけませんが...苦笑)と別れてきたところで、以下2点を考慮してデッキリストを見直していきたいと思います!


①《∞龍 ゲンムエンペラー》の誕生
 《∞龍》が現環境で猛威を振るっていることは周知の事実です。【デイガデッドマン】もこちらが面を作りきる前に《∞龍》を出されると詰んでしまいます。【ドラグナー】相手に《ミクセル》が効きづらくなったことも考慮する必要があります。

・《∞龍》の誕生により、《ミクセル》を不採用に
 《∞龍》誕生前は【ドラグナー】相手に出すとかなり有利にゲーム展開を進められるカードでした。しかし現在は《ミクセル》を出しても《∞龍》を出されると意味が無くなってしまいます。
 《ミクセル》はドラゴンでもドラグナーでもヒューマノイドでもないため、環境で機能しないメタカードはデッキのノイズとなります。

・自身でも《∞龍》を活用できる構築に
 《∞龍》は意外と【デイガデッドマン】と相性がいいです。
 《デッドマン》でドラグハートをバラまいた後、ムゲンクライム4で手札、墓地からこのカードを出すことができます。
 デッキ内のカードがかなりバニラになってしまいますが、相手よりも先に出すことができれば相手のデッキも機能不全にすることができるので、そのまま押し切ることができます。


②【ドラグナー】に対抗するデッキたち
 【ギャラクシールド】や【カメカメン】、【カリヤドネ】といった、【ドラグナー】に対抗するデッキが出始めました。これらのデッキと【ドラグナー】よりも優位に戦えるようにすることで、【デイガデッドマン】の優位性を見出していきます。

 せっかく《ハムカツマン蒼》型でも《Code:1059》型でもないアーキタイプを使うのであれば、それらのデッキが苦手とするアーキタイプに勝てるようにしておきたいところ。
 【デイガデッドマン】ミラーの減少により、《ミガワリ》の採用理由が薄くなりましたので、空いた枠に採用するドラグハートを検討していきます。

 以上2点を踏まえ、以下デッキリストとなります!
 各カードの採用理由については有料部分での解説となります。

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また、確定枠は以下です。

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 ここまでが無料となります。

 以降は【デイガデッドマン】についてさらに踏み込んでいきます!


4.採用、採用候補カード

〇採用カード

・爆龍覇 リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」
・爆龍覇 ヒビキ・龍覇 ラブエース
・ヘブンズ・フォース
・龍覇 グレンアイラ
・龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン
 【デイガデッドマン】といえば!なカードたち。

 《デッドマン》の超無限進化や侵略について、以下裁定を覚えておきましょう。
 ①バトルゾーンにあるドラグナーを好きな数選んで下に重ねることができる。
 ②各種《バトライ》の効果宣言と、《デッドマン》の侵略宣言を同時に行った場合、《バトライ》で捲れたドラグナーを《デッドマン》の下に重ねることができる。
 ③《デッドマン》を複数枚侵略した場合、すべて侵略した後で一番上の《デッドマンA》が①自身の効果と、②先に侵略した《デッドマンB》の効果を引き継いで、効果を処理する。要は一番上の《デッドマンA》の効果を複数回使える。
  

・最終龍覇 グレンモルト
 初手マナ置き最有力候補。各種《バトライ》で捲りたいカード堂々のNo.1。
 《デッドマン》を引けなかった時や、相手に各種メタクリをプレイされ《デッドマン》が出せない時のサブプランとして採用。
 《グレンアイラ》+《ビギニング》→《ヒビキ》or《ラブエース》+《ビギニング》、《ビギニング》龍解。と動いたときに、次のターン4マナで出ます。

・撃髄医 スパイナー
 【ドラグナー系統】相手に《デッドマン》で先殴りされた場合、S・トリガーで《デッドマン》を1発で除去でき、【零龍アグロ】や【バーンメア】相手にも有効なトリガーとして機能します。
 役割が曖昧(マナ置きや、各種《バトライ》からの捲りでしか使用しないこと多い)な《ボロフ》を抜き、役割がはっきりしているこのカードを採用。黒単色であることも◎。

・最終龍覇 ロージア
 4枚採用したいのは山々ですが、白のカードは十分すぎるほど採用されているため、《スパイナー》、《ミクセル》、《サイコロプス》の枠を確保するためにこのカードを削りました。

・サイコロプス
 《ヘブンズフォース》を絡められた動きを返せるカード。龍解したドラグハートクリーチャーを返せるのもよし、赤単色なのもよし。

・奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ 
 上述した「相手を縛る、S・トリガーをケアする」の両方を達成することができるカード。

・時の法皇 ミラダンテXⅡ
 「相手を縛るカード」であり、《バトライ閣》を龍解させるためのカード。《ジャミングチャフ》も撃てる。


・始まりの龍装具 ビギニング・スタート/終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド
・銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ
 この2種類については解説する必要は無いでしょう。

・爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神
 上記で解説した通り。

・革命槍 ジャンヌ・ミゼル/聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル
 ウェポン時は、相手のクリーチャーをタップキルする、ブロッカーをタップしてリーサルを取るために使用。クリーチャー時は3点止めることができます。
 【零龍アグロ】相手に特に活躍するカードで、【レッドゾーン】相手の《ホーリー》ケアにもなります。
 【ドラグナー系統】を強く意識するのであれば2枚採用

・悪夢卍 ミガワリ/忍者屋敷 カラクリガエシ/絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ
 《シナイガザンド》や、《イヴィルヴィ》から守る、相手の《デッドマン》に無理やり攻撃しに行く等々、痒い所に手が届くカード。

・無敵剣 プロト・ギガハート/最強龍 オウギンガ・ゼロ
 《テック団の波壊Go!》のケア、《ミクセル》、《ぽくチン》、《アクア三兄弟》のケアに。
 状況起因処理(《零龍》等のパワーマイナスや、《灰になるほどヒート》等のバトルなど)で破壊された場合は龍解しないので注意。

・熱血爪 メリケン・バルク/熱決決闘場 バルク・アリーナ/熱血龍 バリキレ・メカマッチョ
 【マーシャルループ】と【レッドゾーン】のメタカード。《コスモ・ポリタン》や《カシオレ》、各種メタクリを除去できる。《バルクアリーナ》なら3000まで、《バリキレメガッチョ》なら4000のパワーラインまで除去できます。
 《デッドマン》でドラグハートを展開することで、スムーズに《バリキレメガッチョ》への龍解ができます。


〇採用候補カード

・単騎連射マグナム
 
「S・トリガーをケアするため」のカード、赤単色であることが強みですが、プレイする状況が非常に限られており、S・トリガーのケアも《ミクセル / ジャミング》で事足りることが多いです。

・爆鏡 ヒビキ
 苦手な【カリヤドネ】、【裁きZ】対面に有効。最低限赤色のヒューマノイドとしても働きます。

・龍覇 グレンモルト
 元祖ドラグナー、赤い《ロージア》。

・轟轟轟・ブランド
 《ラブエース》を引かなかった時のサブプランとして。

・Dの牢閣 メメント守神宮 
 プレイできれば1ターン稼いでくれるカード。
 《単騎マグナム》と同様にプレイする状況が限られているのが現状不採用の理由。最低限S・トリガーとして機能するため、《スパイナー》を3枚にして、このカードを採用してもOK。まれに《希望のジョー星》を除去できます。

・龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース
 赤 / 黒の色の強さに加えて、除去、ドラゴン、5枚目以降の《ヘブンズ・フォース》。

・闇鎧亜ジャック・アルカディアス
 各種メタクリや、《希望のジョー星》を除去できるが、①虹のカードをこれ以上いれたくない、②数枚採用ということはメインの動きとして期待していないため、それなら《リンクウッド》や各種《バトライ》の当たりである《イヴィルヴィ》を採用したい。この2点の理由で不採用。


 超次元の8枚目は調整枠で、《ビギニング》の3枚目、《ジャンヌ》の2枚目、《メリケンバルク》、《ガイバーン》等々環境に合わせて入れ替える枠です。


・将龍剣 ガイアール / 猛烈将龍 ガイバーン
 《メリケンバルク》とは攻撃せずに除去として使えるのが差別化ポイント。出せるドラグナーが少ないのが欠点。


〇追記(2020.10.02)

〇採用カード

・∞龍 ゲンムエンペラー
 上記の通り。

・龍素記号 Xf クローチェ・フォーコ
 【カリヤドネ】へのメタカード。《∞龍》を出すための青マナ、《バトライ閣》の龍解や、ムゲンクライムのコストにもなります。

・ニコルボーラス
 "赤い"ドラゴンであることが大事。ニコル vs ギガンディダノス論争がありましたが、《ギガンディダノス》は能力の差以前に初手でマナに置けない(2ターン目に《ヘブンズフォース》を撃っても絶対に《バトライ刃》が付かない)時点で、《ニコルボーラス》に劣るカードでしょう。
 《∞龍》のムゲンクライムを用いるための青マナになるのも良し。
 デッキの虹の枚数が気になるのであれば、単色の赤いカードであれば代用が効きます。


・熱血剣 グリージーホーン / 熱血龍 リトルビッグホーン
 相手のメタクリの除去、《グレンモルト》+《ビギニング》+《グリージーホーン》で相手の《ギガンディダノス》の除去に利用。
 《メリケンバルク》も即効性があるのが◎。

・爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河
 
ドラゴンの採用枚数がかなり増えたので、手札に溜まったドラゴンを出すために採用。
 龍解条件である「自分のターン中に自分のドラゴンがバトルゾーンに出た時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい」は無理に《グレンモルト》で攻撃しなくても達成できることは覚えておきましょう。


〇採用候補カード

・龍装車 マグマジゴク / 地獄スクラッパー
 赤いドラゴンを持つ《スパイナー》...。とは言いすぎですが、環境に【カメカメン】や【零龍】が多い場合は多めにS・トリガーを採用しましょう。


5.プレイメモ

 各対面に分けて気を付けるカードとプレイメモを残していきます。質問いただければ追記していきますので、何卒よろしくお願い致します。


【ドラグナー系統】
 ※相手のデッキには、《ミクセル》や《スパイナー》、《ジャンヌ》の2枚目が入っていないことが前提となります。これらが採用されている場合は、下記に加えてこれらも意識する必要があります。
 ※また、【ドラグナー系統】は構築の幅が非常に広いため、下記が当てはまらない場合があります。ご了承ください。

〇プレイメモ
・《バトライ刃》は龍解させない。相手の《デッドマン》はシールドを割らせてカウンターを狙う。
・不用意に相手のシールドを割ると、S・トリガーから各種ドラグナーが出てきてカウンターされてしまうので、注意。《デッドマン》のWブレイク以外は基本的にシールドは割りにいかない。
 ※2ターン目に《ミクセル》を出した場合は、《ヘブンズ・フォース》やS・トリガーの《ロージア》、《ボロフ》をケアできている状態になっていると思うので、相手のシールドを小突いておく。
・《ジャンヌ》が1枚のみだと、相手に先に《ダルクアンシエルA》を作られると、こちらが《ダルクアンシエルB》を作ったとしても、その《ダルクアンシエルB》が相手の《ダルクアンシエルA》にタップされて相手の打点を止めれなくなってしまうので、【ドラグナー系統】を強く意識するのであれば《ジャンヌ》を2枚採用し、《デッドマン》のカウンターで《ダルクアンシエルC》を作ることができるようにする。
 【レッドゾーン】相手にもタップキルやブロッカーを建てるのための1枚と、《ホーリー》ケアのための1枚で2枚欲しい場面がある。
・スレイヤーの以下裁定を忘れないように
 ①バトルの勝敗判定の後でスレイヤーの効果処理(バトルに負ける《ミガワリ》の破壊置換 -> スレイヤー効果で《プロトギガハート》で破壊置換)。
 ②スレイヤーの効果は重複する(《デッドマン》に《ビギニング》が2枚付いていると、スレイヤーが2回発動する)。

〇追記(2020.10.02)
・上記プレイメモは相手のデッキに《デッドマン》が入っていることが前提となっていました。【ハムカツマン蒼型ドラグナー】は相手に《∞龍》を出される前に《デッドマン》で面を作っていきたいところです。


【マーシャル】

〇気を付けるカード
 《コスモポリタン》、《カシオレ》、《アクア三兄弟》、《ジェリー》、《アトランティス》

〇プレイメモ
・《コスモポリタン》、《カシオレ》は《メリケンバルク》で除去していく。この2種類が無い場合でも、S・トリガーで《ジェリー》、《ジェイシーエー》+《マティーニ》を踏んだ場合に《メリケンバルク》で除去できるように備えておく。
・《アクア三兄弟》は《バルクアリーナ》で除去。もしくは《グレンモルト》+《ガイハート》プランで。


【カリヤドネ】

〇気を付けるカード
 各種S・トリガー

〇プレイメモ
・【カリヤドネ】に対する明確なメタカードを採用していないので、先に《デッドマン》でドラグハートを展開していく動きできればベスト。
・《プロトギガハート》や《ミガワリ》を利用してリーサルを取る。
・《ジャミング》は間に合えば狙う。

〇追記(2020.10.02)
・《∞龍》、《クローチェ》を採用しているので、積極的に活用。


【レッドゾーン】

〇気を付けるカード
 《ミクセル》、《ホーリー》

〇プレイメモ
・《ミクセル》は1枚なら《プロトギガハート》で効果を避けることができる。
・《デッドマン》、《ファイナルジエンド》はパワーが7000で同じなので、《レッドゾーン》でまとめて焼かれないように注意。《プロトギガハート》を装備しておき、最低限《デッドマン》は守る。
・S・トリガーで《ホーリー》を踏むことを考えて、《ジャンヌミゼル》はリーサルを取りに行くときに装備する。


【零龍】

〇気を付けるカード
 《零龍》のコア、《スパイナー》

〇プレイメモ
・【デイガデッドマン】に限った話ではないが、相手の楯を割り切ってリーサルを取りに行くデッキタイプの場合、《零龍》のどのコアが残っているのかはきちんと把握しておく。うっかり零龍卍誕されてリーサルに行けないなんて事がないように。
・《ダルクアンシエル》はブロッカーを寝かせてリーサルに行く場合だけでなく、ターンを渡すと零龍卍誕される場合に龍解しておくと、1ターン貰えるので、積極的に使用していく。


【バーンメア】

〇気を付けるカード
 《グレープダール》、《灰になるほどヒート》

〇プレイメモ
・上記2種のカードをプレイされる前に《デッドマン》を絡めてドラグハートを展開できればベスト。
・《グレープダール》、《イッコダスケイジ》で面を取られる可能性があるので、攻撃されなくなる目的で《バトライ刃》を装備しておく。
・《ぽくチン》や《センノー》を出されて、《デッドマン》プランが取れない場合があるので、《グレンモルト》+《ガイハート》プランも考えておく。


【ギャラクシールド】

〇気を付けるカード
 《パラノーマル》、《ぽくチン》、《希望のジョー星》

〇プレイメモ
・《絶対の楯騎士》を引かれなければ相手はジリ貧になるので、上記3種類をプレイされても粘り強く戦う。
・《デッドマン》はドラグナーの色指定が無いので、《ガイハート》以外出せる。
・《グレンモルト》のパワー上昇と、《ダルクアンシエル》のタップ効果を利用して相手のバトルゾーンを枯らしていく。
・《パルテノン》は基本的に効かない。


【デイガヴァリヴァリウス】

〇気を付けるカード
 《シナイガ》、《ジェレニー》、《テック団の波壊Go!》

〇プレイメモ
・《シナイガ》で面を取られないようにするために、最初のドラグナーで装備するドラグハートは《ミガワリ》。
・5ターン目に《ヴァリヴァリウス》の着地を防ぐために《ミクセル》を出しておく。
・《テック団》をS・トリガーで踏んだ時のことを考えて、《プロトギガハート》を装備。 


【カメカメン】(2020.10.02 追記)


 以下おまけとなります。
 ここまで読んでいただきありがとうございました!


6 おまけ ~【デイガドラグナー】の変遷~

〇捲りたかったあの頃
 ゲーミングドラゴンたちを使いたかった

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〇《ドルガン》+《ベロリンガ》、《バスター》
 《フォース》+《ヒビキ》or《ラブエース》、《バトライ閣》設置からの《ドルガン》が黄金ムーブ。悪くはなかったが、《ベロリンガ》が《ドルガン》や、捲り前提のカードなため上手く機能しないことが多かった。

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〇捲りと《ドルガン》のハイブリッド
 《レッドギラゴン》使いたいだけ

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〇赤白に寄せた構築
 【レッドゾーン】でいい。《マンガノキャッスル》は①《ダンダルダBB》からのおかわり、②《アバレガン》+《ガンマスター》で《バトライ武神》に龍解などお洒落な動きができます。

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デュエル・マスターズ、ワンピースカードゲーム。プレイヤーや大会運営の話。