スト子の命を糧に

ストップウォッチを1日中持ち歩いて生活した時期がある。
値段は500円弱。安いから使用するのに抵抗感が無く、1タッチで使用できる。
(スマホのストップウォッチ機能は使用するまでに3~4回タッチする必要があって使いづらい。)
使いやすいものを24時間持っていると何度も使ってしまう。
24時間ずっと持って何度も使うと愛着が湧く。
愛着が湧くと名付けたくなる。
私はそのストップウォッチに「スト子」と名付けた。
スト子のおかげで些細な行動にかかる時間を知ることができた。

歯磨きに3分30秒
トイレをするのに40秒
家の近くの信号が変わるのに50秒
家の玄関から駅まで5分
散髪にかかる時間12分30秒
パソコンのしすぎで目が痛くなったら目をつむって回復するのに2分20秒
やたらめったら何でも時間を計測した。

長期人狼で、画面を見ている時間の合計を計ったこともあった。
(画面を見ている合計時間をスマホのストップウォッチ機能で計るのは難しい。この観点でもストップウォッチの方が優れる。)

エピローグ / 241 【誰歓C+聖】ススキ野原で遊ぶ村【15日夜相談開始】 - 月狼国side:E (xsrv.jp)
実際に計っていた村がこちらで、私はカナリアを担当していた。
この村では1発言あたりの文字数を少な目にして発言回数を多くする短喉気味のプレーをしていた。
似たようなプレーをされてる方も多いだろう。
この村は4日間と比較的短い日数で終わったのだが、4日間で画面を見た合計時間は29時間40分だった。
1日平均7時間を余裕で超えている。ヤベーな俺って自覚した。
ヤバい!と気づいたら、自然と時間に意識が向くようになる。
何か変えなきゃヤバいと思えるようになる。

この経験を得てちょうど1週間後だっただろうか。
スト子は電池が切れて使えなくなった。8か月の命だった。
ちょっとだけ。ちょっとだけ哀しかった。

2代目スト子の検討はしていない。
何度も繰り返し計っていると「この作業はこれくらいの時間で出来る」とある程度覚えてくるからだ。
後はスマホのストップウォッチ機能などで事足りる。
ただのパズルだ。
3分30秒時間が余った。歯を磨こう。
40秒時間が余った。トイレに行こう。
信号待ちだ。50秒時間があるから長期人狼の議事が追える。
余った時間が何秒あるか、その余った時間に見合う行動は何か。
パズルして時間を以前より有効に使えるようになった。
応用として、電車やバスの時刻表をいつでも見れる場所(メモやスマホのホーム)に置いておくと待ち時間がグッと少なくなる。

人狼ゲームをする上で時間が無くて困っている人は多い。
また、人狼ゲームに時間を割きすぎて体調不良を起こしたり、リアルに影響を及ぼす人も大勢いる。
解決策として何事も時間を計る癖を付けるのはいかがでしょうか、という提案でした。
ただ、ストップウォッチは街のお店に案外置いてないんだな。
見かけたら、ぜひ購入して24時間持ち歩いてみて!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?