節分と泣いた赤おに

本日もEGAOplus協会のblogに
お越しいただきありがとうございます。

協会理事の矢吹です。

今日は節分👹
例にもれずに
我が家も
毎年恒例、
江ノ島の「福豆」を用意して

江ノ島福豆

恵方巻ということで
短い恵方巻を用意しました

節分に巻いた食べ物を食する
諸説ありますが
福を巻くという意味もあり
今年は恵方の北東北を向いて
無言で黙々といただきました。

足元ではワンコがにぎやかに

ルナさんと恵方巻き

豆まきも
ベランダに撒いた豆をワンコが
追いかけていました。。


豆まきと言えば
いつも思い出すのが
子どもの頃よんだ

「泣いたあかおに」
浜田廣介さんの名作です。

鬼は怖いものだと思われていたその昔。
二匹の仲良しの
赤おにと青おにがいました。

２人はお互いのことが大好き
心からの友達です。

赤おにには夢があって
それは人間と仲良くすること。

その夢を
心友の青おには叶えてあげたいと思います

そこで、
２人は相談して
あることを計画します。

青おにが村人のところで暴れ
暴れている青おにを
赤おにが退治します。

困っている人間を助けた
赤おには「良いおに」だと
人間に信頼されて
きっと人間と仲良くなれるんじゃないかと。

心友の夢を叶えるために
計画を実行します。

大切な人の夢のために

暴れる青おにをやっつけようとする
赤おに。
でも、赤おには最初手加減をします。
殴っているふり、叩いてるふり。。
すると青おには小声で
「本気でなぐって」と。
青おにを本気で殴ったあと
青おには逃げていきます。

人間は大喜びで、赤おにに感謝をして
仲良くなります。
赤おにの夢は叶いました。
嬉しくて嬉しくてたまりません。

毎日、人間とニコニコと過ごします。
夢が叶ったのですから。

でも、心のどこかで
「青おにを本気で殴ってしまった
　大丈夫かなぁ。痛かっただろうな」

最初はニコニコ幸せな気持ちの
赤おにも。
だんだん、不安になってきます。

「青おにはどうしているのだろう」

そして。
青おにの家にいきます。
そこには扉に手紙が貼ってありました。

「人間を困らせた青おにと赤おにが
　仲良くしているところを人間に見られたら
　元も子もない。
　僕は姿を隠します」

夢が叶った。人間と仲良くなれた
それなのに、
その手紙を読んで
赤おには扉の前でさめざめと涙を流します。

もちろん
人間と仲良くなれたときに
赤おには本当に嬉しかったと思います。
夢が叶ったのだから。

でも、本当に大事なものがなくなって
「相手を想う気持ち」に気づいて
泣いたり、嬉しかった気持ちが
かき消されてしまうこともあるのです。

笑顔になれない
涙があふれてくること。

これは、決して悪いことではなく、
私たちは
深い愛があるからこそ
「笑えない」ということも起こるのです。


もし、
なかなか笑えないという人がいたら
その笑えない理由があるはずで、

笑えない自分を責めることは
決してしないでほしいと思っています。

豆をまくと
必ずと言っていいほど
子どもの頃よんだ教科書に出ていた
青おにが書き残した扉のメッセージを
読んで泣いている赤おにの姿を
想い出します。

私たちは感情の生き物。
どんな表情をしていても
今の自分の感情や本音に沿う
表情で居ることも
とても大事なことだと私は思います。

自分の今の状況をまず受け止める
無理に笑わなくてもいいのです。

今の自分の感情や本音をまずわかること
それは
本当に笑えるようになる
大切な大切な
心の整理整頓であったりします。

自分の本音に正直になることは
自分に優しくなること
でもあるのです。


明日は立春、
冬来りなば春遠からじ

日本全国
少し寒い気候のようですが
心も身体も暖かくお過ごしください。

たくさんの豆を食べる今の年齢になって。。
今日中に。豆を食べ終わるように。
がんばります👹


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理事　矢吹雅美


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